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【保存版】ECサイト運用代行とは?費用相場から選び方、おすすめ業者まで徹底解説

ECサイトの運用代行とは?

ECサイトの運用、「どこから手をつけるか分からない…」とお困りではありませんか?

日々多くの業務に追われるECサイトの担当者様の中には、集客や売上アップのための施策に、なかなか時間を割けない方も多いのではないでしょうか。

「やるべきことは分かっているが、リソースが足りない」
「そもそも、何から手をつけるべきか判断できない」

この記事を読めば、そんなお悩みを解決する 「ECサイト運用代行」の基本 から、自社の状況に合った 最適な業者の選び方 まで、その全てが分かります。

ECサイト運用代行とは?基本を1から解説

まずは「ECサイト運用代行」がどのようなサービスなのか、基本から確認していきましょう。

[ECサイト運用代行の基本1] 主な業務内容

ECサイト運用代行は、サイト運用に関わる様々な業務を代行してくれるサービスです。
その範囲は多岐にわたりますが、主に以下のような業務を依頼することができます。

ECサイト運用代行の業務内容。・戦略立案:市場調査、競合分析、KGI/KPI設定など・サイト構築・改修:ECサイトのデザイン、コーディング、機能追加など・集客施策:SEO対策、Web広告運用、SNS運用、メルマガ配信など・コンテンツ制作:商品ページの作成、ブログ記事、LP(ランディングページ)制作など
・ささげ業務:商品の撮影、採寸、原稿作成・サイト更新・管理:商品登録、在庫管理、システム保守など・顧客対応:問い合わせ対応、レビュー管理、CRM施策など・分析・改善提案:アクセス解析、売上データ分析、改善策のレポーティング

[ECサイト運用代行の基本2] 料金体系と費用相場は?

料金体系は、主に「月額固定型」「成果報酬型」の2つに分けられます。

料金体系 特徴 費用相場
月額固定型 毎月決まった費用を支払う。依頼する業務範囲によって金額が変動する。 20万円~100万円/月
成果報酬型 売上やコンバージョンに応じて費用が発生する。「売上の〇%」といった形で設定されることが多い。 売上の5%~20%

どこまでの業務を依頼するかによって費用は大きく変動するため、まずは自社の予算と依頼したい業務内容を整理することが重要です。

[ECサイト運用代行の基本3] メリット・デメリットを整理

ECサイト運用代行の利用には、メリットとデメリットの両方があります。
双方を理解した上で、導入を検討しましょう。

【メリット】

  • ・プロの専門知識やノウハウを活用できる
  • ・人手不足を解消し、社員はコア業務に集中できる
  • ・最新のECトレンドや集客手法をキャッチアップできる
  • ・自社で人材を採用・育成するコストを削減できる

【デメリット】

  • ・外部に委託するためのコストが発生する
  • ・社内に運用ノウハウが蓄積されにくい場合がある
  • ・コミュニケーションコストが発生する
  • ・代行業者によってスキルや得意分野に差がある

【担当者向け】失敗しないECサイト運用代行業者の選び方5ステップ

ECサイト運用代行業者の選び方5ステップ。目的確認、リサーチ、問合せ、比較検討、最終決定。

数ある代行業者の中から、自社に最適な一社を見つけるための具体的な手順を5つのステップで解説します。

🚩 STEP1:目的を明確にする(売上UP?業務効率化?)

まず初めに、「なぜ運用代行を依頼したいのか」という目的を明確にしましょう。
「とにかく売上を前年比150%にしたい」のか、「問い合わせ対応などのノンコア業務を効率化したい」のかで、選ぶべき業者は大きく異なります。
目的が具体的であるほど、依頼後のミスマッチを防ぐことができます。

🔎 STEP2:代行業者をリサーチし、候補をリストアップする

目的が明確になったら、Web検索や業界の評判、比較サイトなどを活用して候補となる業者をリストアップします。
各社のウェブサイトを見て、実績や得意領域、企業理念などを確認し、自社の目的と合致しそうな業者を5社程度選びましょう。

✉ STEP3:問い合わせ・初回ヒアリングを受ける

リストアップした業者に問い合わせ、初回のヒアリングを受けます。
この段階では、STEP1で明確にした目的や課題、予算などを伝え、各社の担当者の対応や専門性を見極めましょう。業者の強みや、どのような支援ができそうかといった大まかな提案を確認します。

⚖ STEP4:比較検討する(見るべき5つのポイント)

初回ヒアリングを経て、感触の良かった3社程度に絞り込み、具体的な提案と見積もりを依頼します。 複数社から提案を受けたら、以下の5つのポイントで比較検討します。

  • 実績・事例 :自社の業界や商材と近い実績があるか
  • 料金・契約内容 :料金体系は明確か、契約期間に縛りはないか
  • サポート範囲 :自社が依頼したい業務をカバーしているか
  • 提案力 :課題に対して、具体的な改善策を提示してくれるか
  • コミュニケーション :担当者との相性や報告・連絡の頻度は適切か

📝 STEP5:契約内容を詰め、最終決定する

比較検討の結果、最も信頼できると判断した1社を選びます。契約前には、業務の範囲、レポートの形式、定例会議の頻度、契約期間といった詳細な条件を双方でしっかりと確認し、認識の齟齬がない状態にしてから契約を締結しましょう。特に「提案力」「コミュニケーション」は、事業を共に成長させるパートナーとして非常に重要な要素です。

目的別におすすめのECサイト運用代行業者15選

ここでは、目的別に強みを持つおすすめの運用代行業者をご紹介します。

3-1. 【総合力タイプ】幅広く相談したい企業向け

戦略立案から実務まで、EC運用全体をワンストップで任せたい企業におすすめの業者です。

アートトレーディング株式会社
15年以上の豊富な実績を持つ老舗。サイト構築から物流(フルフィルメント)、プロモーションまで一気通貫でサポート。特にアパレルや雑貨領域に強みを持ち、企業のブランド価値を高める支援が特徴です。

株式会社いつも
東証グロース市場に上場する大手EC支援企業。楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなど主要モールから自社ECサイトまで幅広く対応。データに基づいた戦略的なコンサルティングと実行力が強みです。

3-2. 【モール特化タイプ】楽天市場・Amazonに強い企業向け

楽天市場やAmazonなど、特定のECモールでの売上最大化に強みを持つ業者です。

株式会社 Proteunum (プロテーナム)
楽天市場の支援に強みを持ち、楽天出身のコンサルタントが多数在籍。楽天RMSの分析から戦略立案、ページ制作、広告運用までを一貫してサポートし、多くの店舗を成功に導いた実績があります。

アグザルファ株式会社
Amazonコンサルティングに特化した専門企業。元Amazon社員が多数在籍し、Amazonのアルゴリズムを熟知した上でのSEO対策や広告運用、転売対策など、売上を最大化する独自のノウハウを持っています。

3-3. 【マーケティング強化タイプ】集客やリピート施策に強い企業向け

SEO対策や広告運用、CRMなど、特に集客や顧客育成の施策を強化したい企業におすすめの業者です。

株式会社キノスラ
ECサイトの真の成長は、単なる表面的な施策の実行だけでは実現できません。
私たちキノスラは、顧客が商品と出会い、購入し、そしてリピーターとなるまでの「顧客体験(CX)」を最重要視しています。
このCXを向上させることを核に、戦略立案から集客(SEO・広告)、サイト改善、データ分析、CRMに至るまで、EC事業の全てを一気通貫で支援します。
小手先のテクニックではなく、データ分析に基づいた論理的かつ本質的なマーケティング施策に絶対的な強みを持っています。
例えば、「集客はできているのに売上に繋がらない」「リピーターがなかなか増えない」といった複雑な課題に対し、アクセス解析ツールだけでなく、ヒートマップやユーザーインタビューなども駆使し、顧客の行動心理まで深く掘り下げて真の原因を特定。
その上で、貴社のビジネスモデルと顧客像に合わせた最適な改善提案と実行力で、中長期的な事業成長を確実なものにします。
「ECサイトを、単なる販売チャネルではなく、顧客とのエンゲージメントを深めるブランド体験の場にしたい」と考える企業様にとって、キノスラは理想の事業パートナーとなります。

株式会社これから
自社ECサイトの売上アップに特化。特にSEO対策やコンテンツマーケティングに強みを持ち、「どヘンタイ」と自称するほどの専門性で、広告費に頼らない集客基盤の構築を支援します。

3-4. 【越境EC・BtoB特化タイプ】など

海外向けの越境ECや、法人向けのBtoBのECサイトなど、専門的なノウハウが必要な領域に特化した業者です。

株式会社スクロール360
通販事業80年以上の歴史を持つスクロールグループの一員。BtoB、BtoC問わず、EC運営から物流、決済、顧客対応までフルフィルメントサービスを提供しており、特に物流機能と連携した安定的なBtoB-EC運営に強みを持ちます。

株式会社ecbeing
中堅・大手企業向けのECサイト構築で国内トップクラスの実績を誇り、BtoB-ECプラットフォームも提供。複雑な取引形態や価格設定に対応するBtoB特有の要件を深く理解し、最適なソリューションを提案します。

【もう一歩深く】業者を「事業パートナー」に変えるための考え方

最後に、運用代行業者を単なる「業者」で終わらせず、事業を共に成長させる「パートナー」とするための考え方についてお伝えします。

4-1. 「作業代行」と「事業パートナー」の違いとは?

「作業代行」は、指示された業務を忠実に実行してくれる存在です。
一方、「事業パートナー」は、貴社の事業目標を深く理解し、その達成のために能動的に提案・実行してくれる存在です。
EC事業を大きく成長させるためには、後者のようなパートナーを見つけることが不可欠です。

4-2. 契約後の効果を最大化させるためのコツ

効果を最大化する鍵は、代行業者に「丸投げ」しないことです。
そして最も重要なのは、単に売上数字を追うだけでなく、その先にある「顧客体験(CX)」という視点をパートナーと共有できるかです。
顧客が商品を知り、興味を持ち、購入し、そしてファンになるまでの一連の体験を、いかに質の高いものにしていくか。
この視点を共有し、共に顧客と向き合ってくれる業者こそが、貴社の事業を次のステージへと導いてくれるはずです。

自社の目的に合った運用代行業者を見つけ、EC事業を加速させよう

右肩上がりの売上、EC事業の成長

この記事では、ECサイト運用代行の基本から、失敗しない選び方、そして事業を成功に導くための考え方までを解説しました。
運用代行は、正しく選んで活用すれば、EC事業を飛躍させるための強力な推進力となります。
ぜひこの記事で紹介したステップを参考に、貴社にとって最高のパートナーを見つけてください。

キノスラでは、CX(顧客体験)を重視したECサイトの集客・運用支援を行っています。
「自社の課題に合った具体的な提案が欲しい」「まずは専門家の意見を聞いてみたい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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