EBISUMART構築は難しい?単品通販・総合通販それぞれの…
ECサイトの新規構築やリプレイスを検討する中で、「EBISUMART(エビスマート)」に興味を持った方も多いのではないでしょうか。本記事では、実際に「EBISUMART」でのECサイト構築・運用した経験をもとに、構築の仕方や自由度、単品通販・総合通販それぞれへの適性やおすすめ機能を解説します。
「EBISUMART」とは?契約・構築前に押さえておきたい基本情報
「EBISUMART」は、株式会社インターファクトリーが提供しているSaaS型のECプラットフォームです。 SaaS型でありながら、カスタマイズ性にも優れているのが最大の強みで、日本ネット経済新聞(2025年6月12日号)「ECサイト構築サービス特集2025」によると、カスタマイズ対応可能なクラウド型ECサイト構築サービスにて、「EBISUMART」が8年連続シェアNo.1を獲得しています。
どんな企業に向いている?「EBISUMART」のおすすめプラン
「EBISUMART」には、「従量課金プラン」「固定料金プラン」「レベニューシェアプラン」と、3つのプランが用意されています。 また、まずは小規模から始めてみたい企業におすすめの「EBISUMART Lite」もあります。 ビジネスの成長段階に応じて、柔軟なプラン変更が可能です。
〈参考〉「EBISUMART」料金プランhttps://ebisumart.com/price.html
「EBISUMART Lite」料金プランhttps://ebisumart-lite.com/price.html
単品通販ならこの機能!「EBISUMART」で構築できる“売れる仕組み”
特定の商品を継続的に販売し、顧客と長期的な関係を築く単品通販モデルの場合、初回購入のCV率アップや、顧客一人ひとりと深く長いつながりを築くことでLTV(顧客生涯価値)を最大化することが大切です。
単品通販におすすめの機能
●別精算ページ(フォーム一体型LP)フォーム入力から購入完了までのステップが短縮されることで、カゴ落ちなどを防ぎ、CV率の向上が期待できます。
●定期購入機能単品通販のビジネスモデルの肝となる機能。LTV(顧客生涯価値)を飛躍的に向上させます。
●会員ランク機能購入金額などに応じて会員ランクを定め、ランクに応じた特典(ポイント・クーポンなど)を付与します。それによって上位ランクを目指す動機付けとなり、継続的な購入へと繋がります。
●ステップメール機能購入後のフォローアップから適切なタイミングでの関連商品の提案まで、自動化されたメール配信が顧客との関係を深め、リピート購入やアップセルを促進します。
〈キノスラ社員のレビュー〉「EBISUMART」を単品通販で使用するメリットは?
「フォーム一体型LP」は単品通販において常識的な機能ですが、実はその機能が付いていないECシステムもたくさんあります。 「EBISUMART」の場合、追加オプションにはなりますが「別精算ページ」を使用することで「フォーム一体型LP」を構築することができます。また、「EBISUMART」はカスタマイズ性の高さが魅力で、独自キャンペーンや会員特典を展開したい単品通販サイトにおすすめです。高度なCRMシナリオを運用したい場合、「カスタマーリングス」「KARTE」などの外部CRM・MAツールとの連携も可能です。導入時のサポートも親切に対応してくださる印象です。
「EBISUMART」なら総合通販・多商品展開にマッチしたECサイトも構築可能
総合通販におすすめの機能
●豊富な商品数・カテゴリ数にも対応大量の商品や複雑なカテゴリー構成、セット商品などを効率的に管理する項目・機能が用意されています。
●バリエーションカテゴリ絞り込み検索商品に紐づいているカテゴリやバリエーションを用いて、詳細な絞り込みができる機能がオプションで用意されています。商品数・バリエーション数が多い総合通販においておすすめの機能です。
●レコメンド/ランキング表示閲覧・購買履歴にもとづく関連商品提案や、売れ筋・おすすめランキングを表示する機能もあります。カゴ単価の向上と、迷いの解消による離脱抑止が期待できます。レコメンド・ランキングともに自動化が可能なので、商品を手動更新する手間も掛かりません。
●ギフト対応(のし・メッセージ・複数配送先)贈答ニーズに合わせて、のし種別や名入れ、メッセージカード、1回の注文での複数配送先指定に対応。季節催事や法人需要の取りこぼしを防ぎます。
〈キノスラ社員のレビュー〉「EBISUMART」を総合通販で使用するメリットは?
総合通販は、SKUが多いほど“在庫の正確さ”と“探しやすさ”が肝になるんですが、ここが思ったより弱いECシステムも多いんです。『EBISUMART』は倉庫/店舗横断の在庫引当まで現実的に組めて、売り越しや欠品まわりの運用が安定しやすいのがまず良いところです。カスタマイズの自由度が高いことから、商品数が多いショップでも“迷わせない導線”を作り込みやすい感触があります。
テンプレート構築は自由度高◎
「EBISUMART」はテンプレート構築の自由度が高く、HTML/CSSを直接編集することができます。そのため、ブランドの世界観を細部まで表現した、”テンプレート感”がないオリジナルのECサイトを構築できます。
構築には「EBISUMART」独自タグ「m:id」を使用
「EBISUMART」では、商品名や価格など、変動する情報をウェブサイト上に表示させるために、「m:id」という独自のHTMLタグを使用しています。「m:id」タグは、以下の4つの主要なタイプに分類されます。
①HERE: 特定の場所に直接情報を表示します。②TAG: 情報をタグとして埋め込みます。③IF: 条件に基づいて表示・非表示を切り替えます。④LOOP: 繰り返し同じ要素を表示します。「m:id」を上手く活用することで、カートやマイページなどの動的ページに掲載する情報を充実させたり、期間限定のキャンペーンバナーにタイマーを設定するなど、運用面にも役立てることができます。 本格的に「m:id」を活用するためには、HTML/CSS/jsなどコーディングの知識がマストです。また、ECサイトの構築経験があるとより機能性を理解しやすく安心です。
まとめ|売り方に合わせて自由度高く構築できるのがEBISUMARTの魅力です
単品通販でも総合通販でも、「どう売りたいか」から逆算して購入導線・機能・運用体制を設計できる柔軟さが「EBISUMART」の強みです。最短で成果に直結するミニマムな構成からスタートして、データを見ながら段階的に機能拡張していく。そんな“成長前提”の構築がしやすい点もポイントです。
「EBISUMART」の導入検討から「m:id」を用いた構築・運用サポートまで、ぜひキノスラにご相談ください!
・「EBISUMART」を導入しようか迷っている・「EBISUMART」で理想のサイトがつくれるかわからない・コストが見合うか不安・実装後、ちゃんと運用できるか心配そんな方はぜひ一度、キノスラにご相談ください!
「m:id」タグでの構築はプロに任せて安心!運用に必要な内製サポートも充実
「m:id」タグは、利用できる範囲はテンプレートファイルごとに厳密に定められており、間違えるとサイトの崩れや不具合に繋がることも。 そのため、HTMLの知識があったとしても『とっつきにくい』『出来れば触りたくない』と思われるECご担当者も多いです。
キノスラでは、例えば以下のような構築サポートが可能です。
●サイト全体のテンプレート設計・構築- カート、マイページ等の動的ページ- 商品ページ・LP・キャンペーンページ等の販売ページ- 商品一覧ページ(ループ・条件分岐など)●CVRをアップするUI/UX改善(デザイン・テンプレート改修)●サイト更新担当者向けの編集マニュアル/運用レクチャー●HTML/CSSの知識が浅い方でも使える、管理画面ベースの更新手順構築
たとえば、毎月変わる定期キャンペーンバナーの入れ替えや、新商品リリースの表示切替なども、「m:id」タグを活用すれば自動化・半自動化が可能です。
構築前の相談から要件定義・公開後の運用まで、ワンストップで支援
キノスラなら、ECプラットフォーム選び・要件定義・構築・公開後のサポートまでワンストップでご依頼いただけることはもちろん、以下のような段階別のサポートも可能です。
● 導入前の相談/コスト比較シミュレーション● 要件定義シート作成支援● m:idを活用したテンプレート設計● ローンチ後の改善提案/ABテスト設計/広告流入対策● 貴社体制に応じた運用サポート
「まずは最低限の要素を揃えて、後から拡張していきたい」「最初の構築だけ依頼して、商品ページは社内で作りたい」など、貴社ご要望をお聞きし、柔軟にサポートいたします!
キノスラ社員からメッセージ
前職はメーカーのEC担当者だったのですが、実はそのときに「EBISUMART」を使っていたんです。その実務経験を活かしながら、「EBISUMART」の特長をリアルな視点でお伝えし、貴社の理想とするECサイトやご予算に合っているかどうか、一緒に検討していければと思っています。もちろん、キノスラは「EBISUMART」以外のECシステムでの構築実績も豊富です!なので、「他のシステムと比べてどうなのか?」という視点でも、中立的な立場でご提案が可能です。(スタッフA)
ECのことが分かるパートナー=キノスラが、貴社の運用体制に合わせて、構築から改善運用までしっかりサポートいたします。
まずはお気軽にご相談ください!