Column

楽天LP制作 完全ガイド|費用相場・外注vs内製・制作会社の選び方を徹底解説


目次

楽天市場で売上を伸ばすために、LP(ランディングページ)制作は欠かせない施策です。しかし「内製すべき?外注すべき?」「費用はどのくらいかかる?」「どの制作会社を選べばいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、楽天市場店のLP制作を多数手がけてきたキノスラの視点から、費用相場、内製vs外注の判断基準、外注の際に必要な準備、信頼できる制作会社の選び方まで、実践的なノウハウを徹底解説いたします!

楽天市場における「LP制作」とは?

楽天市場における「LP(ランディングページ)」という言葉は、実は文脈によって異なる意味で使われることがあります。まずはこの違いを正しく理解しましょう。

楽天市場の「LP」には大きく2種類ある

楽天市場で「LP制作」と言った場合、主に以下の2つの意味で使われます。

独立した特設ページ【キャンペーンLP・ブランドLP】

独立した特設ページ【キャンペーンLP・ブランドLP】

マーケティング用語としての本来の「ランディングページ」に近い意味です。商品詳細ページとは別に、独立したURLで作成される特設ページを指します。

  • 特徴:
    – 楽天GOLDで制作(独自URL)
    – 広告やメルマガからの専用ランディング先
    – 複数商品をまとめて訴求することも可能
    – より自由度の高いデザイン・構成
  • 使用場面:
    – RPP広告・クーポンアドバンス広告の受け皿
    – お買い物マラソン・スーパーSALE用の特設ページ
    – ブランドストーリーを伝える専用ページ
    – 複数商品のまとめ買い訴求

以下のような場合、制作を検討してみましょう。
✅️広告を月10万円以上本格展開している
✅️複数商品をまとめて訴求したい
✅️大型セール時の特設ページが欲しい
✅️ブランドの世界観を伝える専用ページが必要

商品詳細ページ内のコンテンツ【商品LP】

商品詳細ページ内のコンテンツ【商品LP】

楽天市場で最も一般的な意味です。商品詳細ページの「商品説明欄」や「PC用商品説明文」に掲載する、縦長の画像コンテンツを指します。

  • 特徴:
    – 商品詳細ページの一部として表示される
    – 主に画像を縦に連結した形式(縦長1枚画像)
    – 楽天RMSの管理画面から設定
    – 楽天GOLDは必須ではない(あると自由度が上がる)
    – 多くの楽天店舗で標準的に使われている
  • 使用場面:
    – 通常の商品ページの説明を充実させる
    – 楽天サーチ(検索)からの流入ユーザー向け
    – 商品の魅力を詳しく伝える
  • 商品LPの構成内容(例):
    – ファーストビュー・キャッチコピー
    – 実績(ランキング&販売実績等)
    – 商品の特徴
    – お客様の声
    – 使い方
    – Q&A など

多くの楽天出店者にとって、より優先度高く取り組むべきは、 商品詳細ページの充実させること です。いくら広告を出しても、SEO対策を行っても、商品詳細ページをみて「欲しい」と思ってもらえなければ売れないからです。今回は「商品LP」について重点的に解説していきます。

楽天で商品LP制作が重要である4つの理由

【理由①】 転換率(CVR)の向上:通常ページとの比較データ

楽天市場の平均転換率は約1.5〜2.5%と言われていますが、適切に設計された商品LPを使用することで、転換率を大きく引き上げることができます。

  • 改善例:
    〈Before〉
    文字のみの商品ページ…転換率 1.2%
    〈After〉
    商品LP制作後…転換率2.8%に改善!
    もし、この商品の月間PV数が5,000の場合、この改善だけで月間80件の追加注文が生まれる計算になります。

なぜLPの方が転換率が高いのか?

実際に改善イメージをみてみましょう。
ぱっとみたとき、どちらが魅力的な商品にみえるでしょうか。
ほとんどの方が「右のページ」と答えるでしょう。

CVRアップの比較画像

転換率を上げるLPの構成要素

ストーリー性のある訴求 商品の開発背景や使用シーンを物語として展開
購買心理に基づく構成 AIDAモデル(注意→興味→欲求→行動)に沿った設計
信頼構築要素の強化 お客様の声、実績数字、メディア掲載情報の充実、品質へのこだわり

【理由②】LPを充実させてブランドイメージの確立:競合との差別化

よほど斬新な商品でない限り、楽天市場内には同じような商品を扱う競合店舗が多数あるはずです。価格帯も同じ、特徴も似ている。そんな場合、選ばれるためには「見せ方」が勝負です。

簡素な商品ページの問題点

問題点(簡素な商品ページ) ユーザー行動・懸念
テキストの説明のみ 読むのが面倒、離脱される
メーカー提供の画像のみ 競合と差別化できない
情報が少ない 「ちゃんとした商品かな…?」と不安になる

充実した商品LPの強み

  • ⭕️ビジュアルで一目で魅力が伝わる
  • ⭕️ブランドストーリー、こだわりを表現できる
  • ⭕️「安いから買う」ではなく「この店から買いたい」と思わせる

例えば、同じ価格帯の化粧品が2つあったとします。

A店とB店の比較画像

  • A店:
    – テキストのみの簡単な説明
    – メーカー提供の画像3枚
  • B店:
    – 開発ストーリー、成分へのこだわりをビジュアルで説明
    – 使用前後の比較写真
    – お客様の声10件(写真付き)
    – 使い方動画
    – 詳細なFAQ

どちらから買いたいと思うでしょうか?多くの人はB店を選びます。価格やスペックが同じなら、「見せ方」で勝負が決まるのです。

【理由③】LPをちゃんと読ませる=滞在時間の向上で楽天SEO対策

楽天サーチ(楽天市場内の検索エンジン)のアルゴリズムは公開されていませんが、以下の要素が重要と言われています。

  • 📈売上実績
  • 🗨️レビュー数・評価
  • 🖱️クリック率
  • ⏰滞在時間・直帰率

商品LPの内容が充実していると、ユーザーはページに長く留まり、じっくり読んでくれます。商品詳細ページへの滞在時間が長いほど、楽天は「このページはユーザーにとって有益」と判断し、検索順位が上がりやすくなると考えられます。

  • データ例:
商品詳細ページの内容 平均滞在時間 直帰率
簡素な商品説明のみ 30秒 75%
充実した商品LP 3分 55%

【理由④】広告効果の最大化:RPP広告・クーポンアドバンス広告との連携

楽天市場で売上を伸ばすには、広告運用が不可欠です。しかし、広告費をかけても受け皿となる商品ページの品質が低ければ、費用対効果は上がりません。

広告の遷移先となる商品LPを強化することで、以下のような広告効果の最大化が実現できます。

広告メッセージとの一貫性 RPP広告で「初回限定30%OFF」と訴求したら、LPのファーストビューでも同じメッセージを大きく表示。ユーザーの期待を裏切らず、離脱を防ぎます。
ターゲットセグメント別のLP展開 年代別、性別、購買目的別に複数のLPを用意し、広告のターゲティングと連動。例えば「30代女性向けの美容LP」と「50代女性向けのエイジングケアLP」を分けることで、それぞれの悩みに刺さる訴求が可能に。
CPA(顧客獲得単価)の改善 “弊社の事例では、家電EC様がRPP広告のランディング先を通常ページから専用LPに変更したところ、CPAが8,000円から5,200円に35%改善しました。広告費は同じでも、獲得できる顧客数が1.5倍以上に増えたことになります。”
リマーケティング活動の効率化 LP訪問者のリストを作成し、後日メルマガやLINE配信でフォローアップ。一度興味を持ったユーザーを取りこぼさない仕組みを構築できます。

楽天LP制作の種類

楽天市場で制作されるLPは、大きく分けて3つのタイプがあります。目的に応じて使い分けることが重要です。

LPの種類 活用シーン 特徴 制作費相場(1商品あたり) 適している商品
商品LP(単品訴求型) ・新商品の発売時
・主力商品のテコ入れ
・高単価商品の詳細説明
・広告運用の受け皿
・商品の機能、メリット、ベネフィットを徹底的に訴求
・お客様の声、使用前後の比較、FAQ充実
複数の購入オプション(単品・セット・定期購入など)
10万〜30万円 健康食品、化粧品、家電、高級食材、こだわりの逸品など
キャンペーンLP(期間限定セール用) お買い物マラソン、スーパーSALE、年末年始セールなど ・「今だけ」「期間限定」の緊急性・限定性を強調
・複数商品をまとめて訴求(福袋、セット商品など)
・カウントダウンタイマー、残り在庫数の表示
・クーポン情報、ポイントアップ情報を目立たせる
3万〜20万円
ブランドLP(ストーリー訴求型) 商品単体ではなく、ブランド全体の世界観、理念、ストーリーを伝えるLP
・創業ストーリー、ブランドの想い・商品ラインナップの紹介
・ブランドの歴史、受賞歴、メディア掲載
10万〜40万円 自然派化粧品、職人による手作り商品、地域ブランド、こだわりの食品など

【重要】楽天LP制作は内製?外注?

内製と外注の比較イメージ

「LP制作、自分たちでやるべき?それとも外注?」これは多くの楽天出店者が最初に直面する悩みです。
この章では、貴社のビジネスに最適な選択ができるよう、内製と外注のメリット・デメリット、判断基準を詳しく解説します。

楽天LP制作を内製するメリット・デメリット

【内製のメリット】

  • 1. 制作費用の削減
    外注すると最低でも5万円〜、本格的なものなら15万円以上かかるのに対し、内製ならツール代のみで始められます。
    月商が100万円未満の小規模店舗や、テスト的にLPを試してみたい場合には、この初期コストの低さは大きな魅力です。
  • 2. 修正の自由度が高い
    外注の場合、「ここの文章を変えたい」「画像を差し替えたい」という度に、制作会社とのやりとりや追加費用が発生することがあります。内製なら、思い立ったらすぐに修正可能。季節やトレンドに合わせた細かい調整がスムーズです。

    特に以下のような場面で便利です。
    – セール情報の更新(価格、割引率の変更)
    – 在庫状況の表示更新
    – お客様の声の追加
    – キャンペーン終了日の延長

  • 3. ノウハウが社内に蓄積される
    LP制作のプロセスを経験することで、以下のスキルが身につきます。
    – HTMLやCSSの基礎知識
    – デザインの基本原則
    – ユーザー心理の理解
    – 楽天市場のルール・ガイドラインの理解
    これらは今後の商品ページ改善や、他のマーケティング施策にも活かせる財産になります。

  • 4. 商品知識を直接反映できる
    誰よりも商品のことを理解しているのは、貴社自身です。
    制作会社に商品の魅力を100%伝えるのは難しいこともありますが、内製なら細かいニュアンスまで表現できます。

    特に以下のような商品では、知識の深さが強みになります。
    – ニッチな専門商品
    – 技術的に複雑な商品
    – 職人のこだわりが詰まった商品

【内製のデメリット】

  • 1. 専門知識・スキルの習得に時間がかかる
    LP制作には、以下のような多岐にわたるスキルが必要です。
必要な専門スキル 内容 / 習得の目安
HTML/CSS 楽天GOLDで自由なデザインを実現するための必須スキル。初心者が基礎を習得するには最低30〜50時間必要
デザイン 配色、レイアウト、タイポグラフィの知識。センスだけでなく、理論的な学習が必要
コピーライティング 購買意欲を高める文章術。心理学の理解も求められる
画像編集 Photoshop、Illustrator、Canvaなどのツール操作
マーケティング ターゲット分析、競合分析、転換率最適化(CRO)の知識
全体(ゼロからの学習) 軽く100時間以上かかり、その間本業に割ける時間が減る

これらをゼロから学ぶには、最低でも100時間以上かかりるでしょう。
その間、本業(商品開発、企画、分析、顧客対応など)に割ける時間が減ってしまうのは大きなデメリットです。

  • 2. デザインのクオリティに限界がある
    独学かつ短期間で習得したスキルでは、プロのデザイナーが作るレベルのLP制作はなかなか難しいのが現実です。

    素人っぽいLPの典型的な問題点
    ❌配色がバラバラで統一感がない
    ❌フォントの選択とサイズ設定が不適切
    ❌余白の使い方が下手で窮屈に見える
    ❌写真の質が低い、または加工が不自然
    ❌情報の優先順位が不明確
    こうしたLPは、ユーザーに「安っぽい」「信頼できない」という印象を与え、かえって転換率を下げてしまうリスクがあります。

  • 3. 楽天ガイドラインの理解不足によるリスク
    楽天市場には厳格なガイドラインがあり、違反すると以下のようなペナルティを受ける場合があります。
    ❌ページの削除命令
    ❌店舗の一時停止
    ❌最悪の場合、契約解除

特に注意が必要なのは以下の内容です。

法令・ガイドライン 特に注意が必要な内容
景品表示法 「最高級」「No.1」などの最上級表現、根拠のない効果効能の表示
薬機法 化粧品、健康食品の効果効能の表現制限
著作権・商標権 他社の画像や文章の無断使用
楽天独自ルール 禁止ワード、表現方法の制限

プロの制作会社はこれらのルールを把握しており、リスクを回避しながら効果的な訴求を実現できます。

  • 4. 担当者の工数が大きい(他業務への影響)
    LP制作には想像以上に時間がかかります。
    ものにもよりますが、一般的に下記程度の時間が掛かるものです。
作業項目 時間
企画・構成案作成 2~10時間
素材の準備(撮影、画像編集) 2~15時間
デザイン作成 6~30時間
コーディング(HTML/CSS) 2~10時間
テスト・修正 1~5時間
合計 13~70時間

これを通常業務と並行して進めるのは、現実的にとても厳しいですよね。
「通常業務に追われて、追加施策が打てない」「制作スキルは持っているけど、そこまで手が回らない」というお声も、クライアント様からよくいただきます。

  • 5. トレンドやベストプラクティスのキャッチアップが困難
    LPデザインやマーケティング手法は日々進化しています。
    プロの制作会社は常に最新のトレンドや成功事例を研究していますが、片手間で情報収集するのは限界があります。
    例えば…
    – 動画コンテンツの効果的な配置方法
    – スマホでのタッチ操作に最適化されたUI設計
    – 最新のSEO対策
    – アクセシビリティへの対応

    こうした最新情報を常にキャッチアップするのは、本業を持つ事業者には負担が大きいです。

楽天LP制作を外注するメリット・デメリット

【外注のメリット】

  • 1. プロフェッショナルな品質とデザイン
    これが外注の最大のメリットです。プロのデザイナーが作るLPは、単に「きれい」なだけでなく、「売れる」ための設計が徹底されています。

具体的な設計ポイント:

設計要素 内容
視線誘導の計算 ユーザーの目線の動きを予測し、重要な情報を適切な位置に配置
色彩心理学の活用 ターゲット層や商品特性に合った配色設計
タイポグラフィ 読みやすさと視認性を両立したフォント選択
レスポンシブデザイン PC、スマホ、タブレットすべてで最適表示
  • 2. 制作時間の大幅短縮
    プロに依頼する場合、貴社がやるべきことは下記だけです。
作業項目 時間(貴社)
初回ヒアリング 2〜3時間
素材の提供
途中経過の確認 各30分程度、2〜3回
最終確認 1時間
合計(目安) 5〜7時間程度

内製の場合の13~70時間と比較すると、約90%の時間削減になります。この浮いた時間を、商品開発や仕入れ、顧客対応など、より重要な業務に振り向けられます。

  • 3. 楽天特有のルール・ガイドラインを熟知
    楽天市場での制作実績が豊富な制作会社は、以下のような「楽天あるある」を熟知しています。
    – 楽天RMSの仕様と制約
    – 楽天GOLDサーバーの特性
    – 楽天ガイドラインの最新情報
    – 楽天ユーザーの行動特性
    – 楽天SEO(楽天サーチ)の仕組み

    これにより、ガイドライン違反のリスクを回避しながら、楽天市場での成果を最大化するLPを制作できます。

  • 4. 競合分析に基づく戦略的設計
    プロの制作会社は、LP制作前に以下のような分析を行います。
分析項目 内容
競合店舗の分析 同ジャンルの上位店舗のLPを徹底研究
ターゲット分析 ペルソナ設定、カスタマージャーニーマップ作成
USP(独自の強み)の明確化 競合との差別化ポイント抽出
市場トレンド分析 今、このジャンルで何が求められているか

こうした戦略的アプローチにより、ただのデザインではなく「売れる仕組み」を設計します。

  • 5. 最新トレンド・転換率向上ノウハウの活用
    プロの制作会社は、多数のLP制作実績を通じて、以下のようなデータとノウハウを蓄積しています。
    – どの構成が転換率が高いか
    – どんなキャッチコピーが響くか
    – お客様の声はどこに何件配置すべきか
    – 購入ボタンの色・文言は何が最適か
    – ファーストビューに何を入れるべきか
    これらの「勝ちパターン」を、貴社の商品に最適化して適用できるのです。

  • 6. 効果測定・改善提案のサポート
    多くの制作会社は、LP公開後も以下のようなサポートを提供しています。
    – アクセス解析レポート(月次)
    – ヒートマップ分析(どこがクリックされているか)
    – A/Bテストの実施と結果分析
    – 改善提案とそのための修正作業

    つまり、「作って終わり」ではなく、継続的に改善していくパートナーとして伴走してくれます。

  • 7. 本業に集中できる
    これは意外と見落とされがちですが、非常に重要なポイントです。
    LP制作に何十時間も費やすよりも、これらのコア業務に集中したほうが、長期的には売上・利益が伸びます。「餅は餅屋」の精神で、専門家に任せるべきところは任せる。これは賢明な経営判断と言えます。

【外注のデメリット】

  • 1. 初期費用がかかる
    内製がツール代だけで済むのに対し、外注には明確な費用が発生します。
    特に複数商品のLPを作りたい場合、初期投資はそれなりの金額になります。
    ただし、これは「コスト」ではなく「投資」として捉えるべきです。
    適切なLPへの投資は、2〜3ヶ月で回収できるケースがほとんどです。
    詳しくは後述の「ROI計算」で解説いたします。

  • 2. 制作会社とのコミュニケーションコスト
    制作会社との打ち合わせ、資料のやり取り、フィードバックなど、一定のコミュニケーションは必要です。
    しかし、優良な制作会社であれば、ヒアリングシートが用意されていたり、チャットツールの利用、定期的な進捗報告など、コミュニケーション負担を最小限にする工夫がされています。

  • 3. 修正に時間と追加費用がかかる場合がある
    公開後に「やっぱりここを変えたい」という場合、制作会社によっては追加費用が発生します。
    これを避けるためには、以下のことが大切です。

    ✅️発注前に、費用内での「修正回数の範囲」を明確にする
    ✅️初期段階でしっかりとヒアリングを受け、要望を伝える

楽天LP制作の内製or外注 どっちがいい?判断フローチャート

ここまでメリット・デメリットを見てきましたが、「結局、自分の場合はどちらがいいの?」という疑問にお答えするため、判断フローチャートを用意しました。

内製or外注の判断フローチャート

また、以下のような場合も外注することをおすすめいたします。
✅️広告(RPP等)を月10万円以上出稿している
 └ 広告費をかけるなら、受け皿となるLPの質は最重要。
✅️LPの品質が低いと広告費が無駄になることも…
✅️競合商品・店舗は本格的なLPを使用している └ 同じ土俵で戦うにはプロの力が必要なことも。

ケース別おすすめの判断基準

状況 推奨 理由 予算目安
月商100万円未満 内製 or 低価格外注(5〜10万円) ROIを重視。テンプレート活用でコスト削減 〜10万円
月商100万〜300万円 外注(エントリー) 品質と時間のバランス。成長フェーズでは外注がベター 10〜15万円
月商300万〜500万円 外注(スタンダード) 本格的な戦略設計が必要な段階。投資回収も早い 15〜25万円
月商500万〜1,000万円 外注(スタンダード〜プレミアム) 競合との差別化に投資すべき時期 25〜40万円
月商1,000万円以上 外注(プレミアム) 戦略的投資として必須。複数LP展開も検討 40万円〜
初出店・テスト段階 内製 or 簡易外注 まずは検証優先。売れる商品が分かってから本格投資 〜10万円
広告を大きく展開予定 外注必須 LP品質が広告効果を直接左右。妥協は禁物 20万円〜
セール時の特設ページ 内製 or 簡易外注 短期間で使い捨てのページなら低コストで 5〜15万円
ブランディング重視 外注(プレミアム) ブランドイメージは妥協できない。プロの力必須 40万円〜
社内にデザイナーあり 内製 + 外注相談 デザインは内製、戦略設計のみ外注という選択肢も 5〜15万円
リソースに余裕なし 外注必須 時間的余裕がないなら、外注以外の選択肢はない 予算に応じて
  • 補足:ROI(投資対効果)の計算例

「外注の費用対効果は本当にあるの?」と疑問に思う方のために、具体的な計算例をお見せします。

ケース:月商500万円、CVR 1.5%の店舗が、20万円でLP制作を外注した場合

項目 現状 LP導入後 CVR 2.5%に改善!
月商 500万円 833万円
月間アクセス数 10,000PV 10,000PV(変わらず)
CVR(転換率) 1.5% 2.5%(1.0%改善)
購入件数 150件 250件(100件増)
客単価 33,333円 33,333円(変わらず)
LP制作費 20万円
月商増加 333万円
粗利増(月) 約100万円 (粗利率30%と仮定)
投資回収期間 0.2ヶ月(約6日)

つまり、LP公開後わずか6日で制作費を回収し、それ以降は毎月100万円の粗利増が続く計算になります。
これが「外注は投資」と言われる理由です。

外注を決めた方へ|楽天LP制作の費用相場と制作期間

外注の費用相場と制作期間のイメージ

外注のメリットを理解したら、次は「いくらかかるのか」「どのくらい時間がかかるのか」を把握しましょう。予算とスケジュールの目安をご紹介します。

制作費用の相場(3つの価格帯)

楽天LP制作の費用は、制作会社やプランによって大きく異なりますが、大きく3つの価格帯に分類できます。

費用 対応内容の例 向いている企業 期待できる効果 制作会社の例
5万〜15万円 ・テンプレート活用
・基本的なデザイン
・1〜2回の修正対応
・素材は支給
・簡易的な構成提案
・月商100万〜300万円
・初めての外注
・予算が限られている
・テスト導入したい
CVR 0.5〜1.0%改善
広告CPA 10〜20%改善
フリーランス
小規模制作会社
15万〜40万円 ・オリジナルデザイン
・競合分析
・ターゲット分析
・戦略的構成設計
・3〜5回の修正対応
・撮影手配(別途費用)
・公開後1〜3ヶ月サポート
・月商300万〜1,000万円
・本格的に売上を伸ばしたい
・競合との差別化が必要
・広告を展開予定
CVR 1.0〜2.0%改善
広告CPA 20〜35%改善
客単価向上
EC専門制作会社
楽天実績豊富な会社
40万円〜100万円以上 ・フル戦略設計
・詳細なペルソナ設定
・プロ撮影・動画制作込み
・複数パターンのA/Bテスト
・継続改善プラン
・ヒートマップ分析
・専任ディレクター
・半年〜1年のサポート
・月商1,000万円以上
・複数商品でLP展開
・ブランディング重視
・大規模広告展開
・長期的パートナー希望
CVR 2.0%以上改善
広告ROAS 150%以上
ブランド認知向上
リピート率向上
大手EC制作会社
総合マーケティング会社

予算:5万〜15万円

「とりあえずLPを試してみたい」「予算が限られている」という方向けです。

  • こんな方におすすめ:
    ✅️LP制作が初めてで、まずは試してみたい
    ✅️すでに素材(写真、テキスト)が揃っている
    ✅️シンプルな商品で、複雑な訴求が不要
    ✅️制作期間を短くしたい(2〜3週間)

  • 注意点:
    大きな成果は期待しにくい
    「安物買いの銭失い」にならないよう、制作会社の実績は要確認

予算:15万〜40万円

最もバランスが良く、多くの店舗におすすめなのがこの価格帯です。
キノスラでも多くご依頼いただくのはこのゾーンです。

  • こんな方におすすめ:
    ✅️月商300万円以上で、本格的に売上を伸ばしたい
    ✅️競合との差別化が必要
    ✅️広告を本格展開予定
    ✅️プロの戦略提案を受けたい

予算:40万円~

大規模店舗、または本気でブランドを確立したい方向けの最上位プランです。

  • こんな方におすすめ:
    ✅️月商1,000万円以上の大規模店舗
    ✅️複数商品でLP展開したい
    ✅️ブランディングを重視
    ✅️大規模な広告展開を予定
    ✅️長期的なパートナーシップを求めている

楽天LPの制作期間目安

LP制作にかかる期間は、プランや制作会社によって異なりますが、一般的な流れと期間は以下の通りです。

標準的なLP制作スケジュール

  • STEP1: ヒアリング・現状分析(3〜5営業日)
    – 初回打ち合わせ(対面 or オンライン)
    – 商品、ターゲット、競合、目標のヒアリング
    – 既存素材の確認
    – 契約締結
    – 制作スケジュールの確定

  • STEP2: 戦略設計・構成案提出(5〜7営業日)
    – 競合分析
    – ターゲット分析・ペルソナ設定
    – USP(独自の強み)の明確化
    – ワイヤーフレーム(構成案)作成
    – キャッチコピー案の提案
    – クライアント確認・フィードバック

  • STEP3: デザイン制作(10〜15営業日)
    – 初稿デザイン制作
    – 初稿提出・プレゼンテーション
    – フィードバック受領
    – 修正作業(通常2〜3回)
    – 最終デザイン確定

  • STEP4: コーディング・実装(3〜5営業日)
    – HTML/CSSコーディング
    動作確認

  • STEP5: 最終チェック・公開(2〜3営業日)
    – 各種デバイスでの表示確認
    – リンクチェック
    – 本番公開
    – 効果測定タグ設置

合計:約4〜6週間(1〜1.5ヶ月)

繁忙期を逃さないための計画を!

楽天市場には年間を通じて様々なイベントがあります。主要イベントの2〜3ヶ月前には制作依頼を開始しましょう。

イベント 時期 依頼開始目安
お買い物マラソン 毎月 1.5ヶ月前
スーパーSALE 3月・6月・9月・12月 2〜3ヶ月前
楽天イーグルス感謝祭 年数回 2ヶ月前
お中元 6〜7月 4月〜5月初旬
お歳暮 11〜12月 9月〜10月初旬
年末商戦 12月 9月〜10月
バレンタイン 2月 11月〜12月
ホワイトデー 3月 12月〜1月
母の日 5月 2月〜3月
父の日 6月 3月〜4月

特に年末商戦は売上が大きく伸びる時期ですが、制作会社も繁忙期のため、早めの依頼が必須です。

楽天LP外注前に準備する情報|スムーズな制作のための7つのチェックリスト

「外注することは決めたけど、何を準備すればいいの?」そんな疑問にお答えします。事前準備がしっかりできていれば、制作はスムーズに進み、より質の高いLPが完成します。ここでは、制作依頼前に準備すべき7つの情報をチェックリスト形式でご紹介します。

① 商品情報の整理

商品に関する情報は、できるだけ詳細に整理しておきましょう。「当たり前」と思っている情報こそ、制作会社にとっては貴重な訴求ポイントになることがあります。

  • 必須項目:
    ●商品名・型番:正式名称、略称
    ●商品の特徴・スペック
    – 素材(例:オーガニックコットン100%)
    – サイズ・重量(例:W300×D200×H150mm、重さ500g)
    – 機能・性能(例:防水機能IPX7、連続使用時間10時間)
    – 成分(化粧品・食品の場合)
    – 原産地・製造国
    ●販売価格・定価
    – 通常価格
    – セール価格(ある場合)
    – 定期購入価格(ある場合)
    ●在庫状況:潤沢 / やや少ない / 限定◯個など
    ●配送条件
    – 送料(無料 or 有料)
    – 配送日数(通常◯日でお届け)
    – 配送方法(宅配便、メール便など)
  • あると良い情報:
    ●開発ストーリー・こだわりポイント
    – なぜこの商品を作ったのか
    – 開発期間、試行錯誤のエピソード
    – 創業者・開発者の想い
    例:「3年間で100回以上の試作を重ね、ようやく理想の食感を実現しました」
    ●受賞歴・メディア掲載実績
    – ◯◯賞受賞
    – テレビ番組「◯◯」で紹介
    – 雑誌「◯◯」◯月号掲載
    – インフルエンサー◯◯さんのレビュー
    ●他社製品との違い・優位性
    – 競合A社は◯◯だが、当社は△△
    – 業界初の◯◯機能
    – 特許取得済み(特許番号)
    – 独自技術◯◯を採用
    ●使用上の注意点・よくある質問
    – 洗濯方法、保管方法
    – アレルギー表示
    – 妊娠中・授乳中の使用可否
    – 子どもの使用可否

② ターゲット顧客の明確化

「誰にこの商品を届けたいか」が明確でないと、訴求がぼやけてしまいます。できるだけ具体的にターゲット像を描きましょう。

  • 制作会社に伝えるべき情報:
    年齢層:
    – 具体的に(例:30代女性、40〜50代男性)
    – メイン層とサブ層を区別(例:メイン35〜45歳、サブ25〜34歳)
    性別:
    – 男性 / 女性 / 両方
    – 性別による訴求の違いがあるか
    購買動機:
    – なぜこの商品を買うのか
    例:
    ギフト用(母の日、誕生日、退職祝い)
    – 自分へのご褒美
    – 健康維持・美容目的
    – 趣味・コレクション
    – 実用品として(日常使い)
    悩み・課題:
    – ターゲットが抱えている悩みを具体的に。商品がその悩みを解決することを訴求します。
    例)
    化粧品:「肌の乾燥に悩んでいる」「シミ・シワが気になる」
    家電:「時短調理したい」「電気代を節約したい」
    健康食品:「疲れやすい」「朝スッキリ起きられない」
    アパレル:「体型カバーしたい」「着回しがきく服が欲しい」
    価格感度:
    – 高品質重視(多少高くても良いものが欲しい)
    – コスパ重視(安くて良いものを探している)
    – プレミアム志向(最高級品を求めている)
    既存顧客データ(あれば):
    楽天RMSの「顧客分析」機能で以下のデータが取得できます。
    – 年齢分布
    – 性別比率
    – 地域分布
    – リピート率
    – 購入時間帯

    このデータを共有すると、制作会社はより精度の高いターゲティングができます。

③ 競合情報の共有

あなたの競合がどんなLPを使っているかを知ることで、差別化ポイントが明確になります。
競合店舗のURL: 楽天市場内の直接競合3〜5店舗のURLをリストアップ。

【競合リスト】
1. A社:https://…
– 価格:7,800円(当社より安い)
– 強み:レビュー数が多い(500件以上)
– 弱み:デザインが古い、商品説明が少ない

2. B社:https://…
– 価格:12,000円(当社より高い)
– 強み:ブランドイメージが良い、おしゃれなLP
– 弱み:価格が高い、送料有料

3. C社:https://…
– 価格:9,500円(当社と同等)
– 強み:動画あり、お客様の声が豊富
– 弱み:素材の詳細説明が不足

④ 素材の準備状況

LP制作に必要な素材(画像、テキスト)の準備状況を伝えましょう。

画像素材の例:

画像素材の例:

画像の種類 内容/説明
メイン画像 商品の全体像(白背景推奨)
詳細画像 素材感、質感が分かるクローズアップ
使用シーン 実際に使っているイメージ
サイズ比較 大きさが分かるよう、他のものと並べて
パッケージ 外箱、パッケージデザイン
付属品 セット内容が分かる画像
製造過程 工場、職人の作業風景など(あれば)
生産者 作り手の顔写真(あれば)

テキスト素材の例:

テキスト素材の例:

項目 内容/説明
既存の商品説明文 現在の商品ページの文章
キャッチコピー案 もしアイデアがあれば提供
お客様の声・レビュー 楽天のレビューから許可を得て引用 / 独自アンケートで収集 / 写真付きレビューがあると望ましい
FAQ(よくある質問) 問い合わせでよく聞かれる質問と回答

その他:

その他:

項目 内容/説明
ロゴデータ AI、EPS、PNG(背景透過)などのベクター形式が理想
ブランドカラー # FF0000のようなカラーコード
トンマナ(トーン&マナー)指定 高級感 / カジュアル / ポップ / ナチュラル / クール など
参考画像 あると伝わりやすい

⑤ 目標・KPIの設定

「何をもって成功とするか」を明確にしておくことで、制作会社も戦略を立てやすくなります。

  • 現状のCVR(転換率):
    現在何%か
    楽天RMSの「アクセス分析」で確認できます
    例:「現在のCVRは1.2%」
  • 目標CVR:
    何%を目指すか
    現実的な目標設定が重要(現状1%→10%は非現実的)
    例:「1.2% → 2.0%を目指したい」
  • 月間アクセス数:
    商品ページに何人が訪れているか
    例:「月間3万PV」
  • 目標売上:
    LP経由でいくら売りたいか
    例:「月商を現在の150万円から200万円に増やしたい(+50万円)」
  • ROI(投資対効果)目標:
    制作費を何ヶ月で回収したいか
    例:「20万円の制作費を3ヶ月で回収したい」

⑥ 楽天アカウント情報

制作会社が作業を進めるために必要なアカウント情報を整理しておきましょう。

⑥ 楽天アカウント情報

制作会社が作業を進めるために必要なアカウント情報を整理しておきましょう。

項目 必要な情報 / 確認事項
楽天GOLD契約の有無 “契約状況(契約済み / これから契約予定 / 検討中)を伝える。楽天GOLD(月額3,000円・税別)は自由度の高いLP制作に必須であり、未契約の場合は制作会社から契約を推奨されることがある。 “
RMSアクセス権限 制作会社に一時的にアクセス権限を付与できるか(権限レベル:閲覧のみ/編集可能)。セキュリティ上の懸念がある場合は、自社で作業することも可能。
FTP情報(GOLDサーバーへのアップロード用) FTPホスト名、ユーザー名、パスワード、ポート番号を整理。セキュリティが心配な場合は、ファイルを渡して自社でアップロードする選択肢もある。
既存ページURL 現在の商品ページURL、店舗トップページURL、その他のLPのURL(あれば)を共有する。
【重要】アカウント共有時の注意点 制作会社にアカウント情報を共有する際は、 秘密保持契約(NDA)の締結 、 作業終了後のアカウント削除 、 セキュリティ対策の確認 を行う。
  • 注意点:
    制作会社にアカウント情報を共有する際は、以下を確認:
    – 秘密保持契約(NDA)の締結
    – 作業終了後のアカウント削除
    – セキュリティ対策の確認
    信頼できる制作会社であれば、これらは標準的に対応しています。

⑦ スケジュール・公開希望日

いつまでにLPを公開したいかを明確にしておきましょう。
社内承認・校正の目安もあわせて伝えておくとスケジュール設計しやすくなります。
(例:薬機法のチェックに5営業日掛かる、など)

楽天LP制作会社の選び方【6つのチェックポイント】

制作会社選びのチェックリストイメージ

「価格が安いから」だけで選ぶと失敗します。成果を出すための制作会社選定基準を、6つのチェックポイントに絞ってご紹介します。

  • ✅ チェックポイント① 楽天市場の制作実績が豊富か
    確認すべきこと:
    ✔ 楽天RMS・GOLDの実装経験があるか
    ✔ 楽天ガイドライン(景品表示法、薬機法など)を熟知しているか
    ✔ 過去の制作実績数と成果(CVR改善率など)
    ✔ あなたの商品ジャンルでの制作経験
  • ✅ チェックポイント② EC戦略の提案力があるか
    確認すべきこと:
    ✔ ヒアリングで商品・顧客・競合を深掘りするか
    ✔ 競合分析・ターゲット分析を行うか
    ✔ 「なぜこのデザインか」を論理的に説明できるか
    ✔ デザインだけでなく「売れる仕組み」を設計できるか
  • ✅ チェックポイント③ 制作後のサポート体制が充実しているか
    ✔ 確認すべきこと:
    ✔ 公開後の効果測定レポート提供があるか
    ✔ 無償修正の範囲と期間(「公開後3ヶ月間は軽微な修正無料」など)
    ✔ A/Bテスト・改善提案のサービスがあるか
    ✔ 長期的なパートナーシップの姿勢があるか
  • ✅ チェックポイント④ コミュニケーションの質とスピード
    確認すべきこと:
    ✔ 初回問い合わせへのレスポンスの速さ(24時間以内が理想)
    ✔ 専任担当者が付くか
    ✔ 連絡手段(メール、チャット、電話など)
    ✔ 提案資料のわかりやすさ
  • ✅ チェックポイント⑤ 費用の透明性と柔軟性
    確認すべきこと:
    ✔ 見積もりが項目別に明確か(「一式」だけはNG)
    ✔ 追加費用の発生条件が明示されているか
    ✔ 支払い条件(一括 or 分割可能か)
    ✔ キャンセルポリシーが明確か

    危険なサイン:
    ⚠️ 「詳細は後ほど」と曖昧
    ⚠️ 追加費用の説明がない
    ⚠️ 異常に安い(相場の半額以下など)

  • ✅ チェックポイント⑥ 相性・フィーリング
    確認すべきこと:
    ✔ 「この人に任せたい」と思えるか
    ✔ 自社の雰囲気・文化と合うか
    ✔ 熱意・誠実さを感じるか
    ✔ 判断方法: 最低でも2〜3社と面談し、比較検討することをおすすめします。

成果を出す楽天LP制作の4つのポイント

成果を出すLP制作のイメージ

制作会社選びができたら、次は「どんなLPが成果を出すのか」を理解しておきましょう。プロの制作会社も必ず押さえている4つの基本ポイントをご紹介します。

① ファーストビューで心を掴む

ユーザーはページを開いて3秒以内に「読むか、離脱するか」を判断します。
ファーストビューに必要な要素:
強力なキャッチコピー(商品の魅力を一言で)
魅力的なメインビジュアル(高品質な商品写真)
オファー(「今だけ30%OFF」「送料無料」など)
権威性(「楽天ランキング1位」「累計10万個突破」)
購入ボタン(目立つ色、分かりやすい文言)

② モバイルファーストの設計

楽天ユーザーの70%以上がスマホ経由です。スマホ対応は必須。
重要ポイント:
タップしやすいボタン(横幅80%以上、高さ50px以上)
読み込み速度(3秒以内にページ表示)
見やすいフォント(最低14px以上、16px推奨)
レスポンシブデザイン(PC、スマホ、タブレットすべてで最適表示)

③ 購買心理に基づく構成

AIDAモデル(注意→興味→欲求→行動)に沿った構成:
A(Attention:注意) – ファーストビューでインパクト
I(Interest:興味) – 商品の特徴、他社との違い
D(Desire:欲求 ) – お客様の声、使用例、ビフォーアフター
A(Action:行動) – 購入ボタン、限定性・緊急性の演出

信頼構築の要素:
お客様の声: 7〜10件(写真付きが理想)
実績数字: 「累計10万個突破」「満足度97%」
限定性: 「残りわずか」「期間限定」

④ データ分析と継続改善

LP制作は「作って終わり」ではありません。公開後の効果測定と改善が、真の成果を生み出します。
定期的にチェックすべき指標:
CVR(転換率)
直帰率
平均滞在時間
ヒートマップ(どこがクリックされているか)

月次でのPDCAサイクル:
P(Plan): 今月の目標設定
D(Do): 施策の実施(文言変更、画像差し替えなど)
C(Check): 効果測定
A(Action): 改善

❓楽天LP制作に関するよくある質問(FAQ)

Q1: 楽天GOLDの契約は必須ですか?

A: 必須ではありませんが、ブランディングを重視される場合、リッチな特設ページを組みたい場合などは推奨いたします。
– GOLDなし:商品説明欄に画像LPを配置(デザイン自由度は低い)
– GOLDあり:HTML/CSS自由、複雑なレイアウト可能、独立ページ作成可能
月額3,000円で自由度が大幅に上がるので、本格的に売上を伸ばすなら検討しましょう。

Q2: デザインのイメージが固まっていませんが依頼できますか?

A: もちろん可能です。プロの制作会社は、ヒアリングや競合分析を通じて最適なデザイン方向性を提案してくれます。
「こんな雰囲気で」という程度で大丈夫。詳細はプロに任せるのがおすすめです。

Q3: 商品撮影もお願いできますか?

A: 撮影にも対応しています。弊社の場合、簡易的なものは制作会社内で、本格的な撮影はいつもご依頼しているプロのカメラマンが撮影しています。

Q5: 制作期間はどのくらいですか?

A: ものにもよりますが、2週間〜1.5ヶ月(4〜6週間)です。
繁忙期(年末商戦、スーパーSALEなど)には早めのご依頼を!

Q4: 効果が出なかった場合はどうなりますか?

A: 公開後の効果測定と改善提案まで含め、依頼できるか発注前に聞いてみましょう。
「作って終わり」ではなく、「一緒に育てる」姿勢の会社を選びましょう。

まとめ:楽天LP制作で売上を最大化するために

重要ポイントのおさらい

  • ✅ 楽天市場でのLP制作は転換率向上の鍵
    – 通常ページと比較してCVRが1.5〜3倍改善
  • ✅ 内製vs外注は事業規模と目標で判断
    – 月商500万円以上なら外注が時間対効果で有利
  • ✅ 外注前の準備が成功を左右する
    – 商品情報、ターゲット、競合、素材、目標、アカウント情報、スケジュールの7点を整理
  • ✅ 制作会社選びは7つのチェックポイントで判断
    – 実績、戦略提案力、サポート体制、コミュニケーション、費用透明性、信頼性、相性
  • ✅ 制作後の効果測定と改善が成功のカギ
    – PDCAサイクルで初期の成果からさらに20〜50%改善可能

最後に:楽天LP制作は「投資」です

質の高いLPは、数ヶ月で投資回収でき、それ以降は継続的に利益を生み出します。
投資対効果の例:
– 月商500万円、CVRが1%改善
– 月商増加:約50万円
– 粗利増(粗利率30%):約15万円/月
– LP制作費15万円 → 1ヶ月で回収

楽天LP制作を依頼するなら、まずは無料相談から!

キノスラでは、楽天LP制作の無料相談を受付中です!

  • 「うちの商品でどんなLPが作れる?」
  • 「予算◯◯万円でどこまでできる?」

そんな疑問に、EC専門のプロとしてお答えします!

  • 無料相談の内容:
    – 現状ページの簡易診断
    – LP制作の方向性提案
    – 概算見積もり
    – 成功事例のご紹介 など

ご予算と目的にあわせて、貴社商品の魅力を最大化する楽天LPはどういうものか、ECのプロとして設計・制作いたします!
まずはお気軽にご相談ください。

お問い合わせ

ECサイト制作・コンサルティングに関する
お見積り、
サービスに関するご相談など、
お気軽にお問い合わせください。

Recommended Posts おすすめ記事

New Posts最新記事