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楽天LP制作を効率化!限られた予算やリソースで成果を出すため…

楽天ショップを運営していると、「売上を伸ばすためにページ内容を充実させたいけれど、予算や人手が足りない…」という悩みを抱える方は少なくありません。楽天市場は出店料や決済手数料・広告費がかさみがちで、 LP(ランディングページ)制作に割ける予算が限られてしまうケースが多くあります。 ・予算もリソースもオフィシャルサイト優先で、楽天LP制作まで手が回らない ・LPを外注すると費用がかさむので、極力内製したい このような課題は、少しの工夫とLP制作の“型”を押さえることで解決可能です。本記事では、 低予算でも成果を出す楽天LP制作のポイントと実践的なテクニックを、制作現場の視点からご紹介します。 まず知っておこう!楽天でLP制作する方法と掲載場所 楽天でLPを制作・掲載する場合、その制作方法や掲載場所によって工数・コスト・表現の自由度が大きく変わります。LP制作前に、目的に合った方法を選ぶことが大切です。 商品単体の訴求なら「商品詳細ページ型LP」 「商品詳細ページ」は、楽天市場で商品を探す際、ユーザーが最初にアクセスする可能性が最も高いページです。検索結果やランキングはもちろん、広告の遷移先も「商品詳細ページ」である場合がほとんど。つまり、「商品詳細ページ」の出来栄えが 「買う」か「離脱する」かを大きく左右するのです。従って、ほとんどのショップで LP制作の優先度が最も高いページといえるでしょう。 制作・設置方法 デザインを縦長で作成し、複数枚にスライスして縦1列に並べる方法が一般的です。商品管理メニューから、対象商品の「スマートフォン用商品説明文」「PC用販売説明文」にhtmlを記述します。 複数商品の紹介・企画ページなら「コンテンツページ」または「楽天GOLDページ」 キャンペーン・ランキング・ブランド特集などの企画ページは「コンテンツページ」、よりリッチに見せたい場合は「楽天GOLDページ」を活用しましょう。 〈デザインやブランド感重視〉楽天GOLDページ:「楽天GOLD」とは、楽天市場が出店者向けに提供するサーバーのことです。HTML/CSSをサーバーにアップできるので、デザインの自由度が高く、ブランドイメージをしっかり表現することができます。 〈効率やスピード重視〉コンテンツページ:RMS内にページ作成用のCMSが用意されており、HTML/CSSの知識がなくても簡単に作成できます。ただし、パーツやレイアウトは定型化されているため、表現には制限があります。 楽天LP制作のテクニック①|テキストもすべて“画像化” 楽天の商品説明文には文字数制限があり、テキストを流し込むと文字数オーバーすることが多々あります。また、商品説明文内に掲載可能な画像数は20枚までという制限もあり、 キャッチコピーや説明文は画像内に組み込む方法が効果的です。 メリット: ・コーディング作業が不要になり制作スピードUP ・デザイン性の高いフォントや装飾を使える ・ページ全体の統一感を保ちやすい 注意点: ・重要なキーワードはテキストとしても配置し、SEO評価を確保 ・スマホ表示時に文字が小さくなりすぎないよう調整する 楽天LP制作のテクニック②|構成は「縦積み型」で統一する 楽天ユーザーの多くはスマホからアクセスします。そのため、スマホでの見やすさを意識し、 縦に情報を積み上げる構成 がおすすめです。 理由: ・スクロールしながら順番に情報を理解できる ・複雑なレイアウトを避けることで制作時間が短縮 ・修正や差し替えがしやすく、運用コストも低い 実践方法: ・冒頭にキャッチコピーと商品の魅力を集約 ・次にベネフィットや利用シーンを紹介 ・最後に購入ボタンやクーポン情報を配置 楽天LP制作のテクニック③|画像は「正方形」で作って汎用性を最大化 楽天の商品画像・LP共通で使い回せる万能サイズが 正方形画像です。また、楽天だけでなくAmazon・Yahoo!など、他モールにも展開しやすいので、複数店舗運用されている企業様には特におすすめの方法です。 メリット: ・PC・スマホ両方で見やすく崩れにくい ・商品画像にもLPにもそのまま使用可能 ・他モールやSNSでも同じ画像を再利用できる 制作効率化のポイント: ・CanvaやAdobe Expressなどにも正方形の無料テンプレートがあり、内製する場合の素材も豊富 楽天LP制作のテクニック④|既存素材を“流用”して時間とコストを節約 ゼロから作るよりも、 既にある素材を活用する方が圧倒的に早く安く作れます 。もし制作会社に楽天LP制作を依頼される際は、お持ちの素材や他店舗の商品ページURLなどを事前にご連携いただくと、よりスムーズなご提案が可能になります。 流用できる素材の例: ・本店(オフィシャルサイト)の商品ページ ・他モール用に制作したLPやバナー ・SNS投稿のキャプチャ(ユーザーの反応を含めて掲載すると信頼度UP) 例えば、主力商品ではないけどちゃんと情報を入れたい商品の場合、オフィシャルサイトのスクリーンショットを上手に活用し、楽天商品ページに掲載することも可能です! メリット: ・写真撮影やデザインの手間を省ける ・コピーライティングを流用すれば構成も早く固まる ・制作指示も「このページのこの部分を使用」と具体的にでき、認識のズレが減る 楽天LP制作のテクニック⑤|制作パートナーと“型”を最初に決める 制作でコストが嵩みやすいのが、 修正のやり取りです。 初回の打ち合わせで・参考デザイン・コピー案を含めた構成案・ワイヤーフレームをある程度固めてしまえば、その後のやり取りがスムーズになり、度重なる修正や追加費用を防ぎやすくなります。 📝最初に決めておきたいこと チェックリスト ・商品内容(商品名、価格) ・商品特長(機能、特長) ・ターゲットペルソナ(年齢、性別、家族構成、年収、抱えている悩み など) ・訴求ポイント(一番伝えたい強みやメリット、競合比較の優位性 など) ・競合商品 ・デザインイメージ/デザイントーン ・LP全体の構成・流れ まとめ|楽天LPは賢く制作することで、予算内での成果発揮に繋がる 楽天LP制作は、「見せ方の工夫」と「汎用パーツの活用」でコストを抑えながらも高い訴求力を持たせることが可能です。 特に、 正方形画像・既存素材の流用・縦積み構成・画像化テキスト・初期設計の徹底は、すぐに取り入れられる実践的な方法です。 予算内で効率よく楽天LP制作したいなら、キノスラにご相談ください! キノスラでは、ご予算や貴社のご状況(社内リソース、他モールの運用状況など)を踏まえて、成果にこだわった 楽天LP制作を行っています。 こんなご要望をお持ちではありませんか? ・商品の魅力が伝わる商品LPを制作したい ・"売れる”にこだわった構成にしたい ・他のモールにもデザインを転用したい ・オフィシャルサイト用のLPを、楽天用に最適化したい ・コンテンツページで効率的な企画ページを展開したい ・内製しやすいように、正方形デザインのフォーマットやテンプレートを作成してほしい ・作って終わりではなく、効果検証まで一貫サポートしてほしい もしひとつでも当てはまる場合、ぜひお気軽にキノスラにご相談ください! お問い合わせ ECサイト制作・コンサルティングに関するお見積り、サービスに関するご相談など、お気軽にお問い合わせください。 お問い合わせ

競合に埋もれないAmazon商品ページ作成術【チェックリスト…

Amazonの商品ページ、ただ作るだけで終わっていませんか? 「それっぽく作ってみたけど売れない」「他と似たようなページになってしまう」 そんなお悩みお持ちの場合 “競合分析”と“設計” の見直しが不可欠です。 特に市場競争が激しいカテゴリでは、 機能や価格だけでは差別化できない 時代。 だからこそ、ページ作成の前に”どこで勝つか”を見極めることが大切です。 本記事では、Amazonページ作成において競合分析・SWOT分析を軸とした“設計思考”の重要性と、それを実践するためのチェックリスト付きテンプレートを公開! ECご担当者の実務に直結する視点で解説していきます。 Amazon商品ページ作成でよくある“つまずきポイント” Amazon商品ページ作成、こんなお悩み、ありませんか? ✅️とりあえず商品登録はしたけど、売上が伸びない ✅️画像や説明文を頑張って作ってみたけど、反応がイマイチ ✅️競合ページを見ても、何が違うのかが自分ではよくわからない このようなお悩みは、多くの場合「なんとなく、戦略なしで作ってしまっている」ことにあります。 売れるページ作成は、「どう見せるか」ではなく「どう勝つか」から始まる たとえば、以下のような意識の違いが、Amazon商品ページの成果に直結します。 視点,作業ベース,設計ベース タイトル,検索されそうなキーワードを並べる,誰のどんな悩みに刺さるかを考えて組み立てる 画像,写真をきれいに見せる,使用シーンや効果を視覚的に伝える 説明文,商品の特徴をすべて伝える,強みに絞って“選ばれる理由”を明確にする つまり、「全部盛り」ではなく「 選ばれるための軸を定める 」ことが、ページ構成の起点となります。 その“軸”を見つけるために必要なのが「分析」と「設計」 ただ商品ページを作成して情報を詰め込むだけでは、”伝えたいこと”は伝わっても”伝わる形”にはなっていないことがほとんどです。 そのギャップを埋めるために、”自社の強み”や”競合との違い”を整理しておく必要があります。 また、これらは感覚的にではなく、しっかりと構造的に分析することが大切です。 Amazon商品ページ、差をつけるなら作成前の“競合分析”から始めよう Amazonは“比較される場所”です。 Amazonのユーザーは、検索結果に並んだ複数の商品をパッと見比べ、 数秒で「候補に入れる」か「スルー」か判断します。 どんなに見栄えの良いページでも、 競合と似たような構成になってしまっては埋もれてしまう 可能性があるのです。 売れるページを作るには、ページ作成の前に以下を明らかにしておく必要があります。 ✅️誰と競っているのか?(競合ブランド/価格帯/レビュー数など) ✅️競合は何を強みにしているか?(成分・機能・ストーリー性など) ✅️その中で、自社は何を“差別化要素”にできるか? この“設計”ができていれば、同じ商品であっても「売れる可能性の高い構成」に仕上げることができます。 商品ページ作成前に「設計」することで得られる3つのメリット 1️⃣ タイトルや画像の“ズレ”を防げる 訴求軸が明確になることで、ユーザーのニーズと噛み合わない表現を排除できます。 2️⃣ユーザーに刺さるポイントが明確になる 比較の中で「どこで選ばれるか」が見えるため、構成に“意図”が持てます。 3️⃣無駄な作業を減らせる やみくもな画像パターン作成や、後出しの説明文修正などが減り、制作リソースを最小限で最大化できます。 競合比較チェックリストの使い方【無料ダウンロード】 競合ページは「参考にする」のではなく、「分析する」視点が重要です。 下記のような切り口で見てみましょう。 観点分析ポイント基本スペックブランド名/価格/商品仕様タイトルターゲット訴求型 or キーワード羅列型商品画像(2枚目~)・白背景の画像のみか ・使用シーンありか ・商品スペックなどは画像内に盛り込まれているかBullet(箇条書き)事実列挙型 or ストーリー・ベネフィット型A+コンテンツ商品理解に貢献しているか?それとも“なんとなく”入っているか?レビュー・件数 ・評価点数 ・ユーザーは何を「良い」と感じ、何に「不満」を持っているか? 📎 競合比較&ポジショニング設計シートをダウンロード(.xlsx) Amazon商品ページ作成前に“勝ちどころ”を明確にするため、SWOT分析を活用しよう 競合分析によって、周囲のプレイヤーのポジションが見えてきたら、次に取り組むべきは 「どこで勝負するべきか」 を明確にすることです。 その判断材料として有効なのが、マーケティングの基本フレームワークであるSWOT分析です。 SWOT分析とは? SWOTは、自社を取り巻く状況を4つの観点から整理する分析手法です。 この分析を行うことで、「何を前面に出すべきか」「どこは避けるべきか」といった 構成の方針 がクリアになります。 観点意味入力例(スキンケア商品の場合)Strength(強み)他社より優れている部分敏感肌でも使える処方/国産素材を使用/購入後サポートが手厚いWeakness(弱み)課題・足りない点ブランド認知が低い/レビューが少ない/A+コンテンツ未対応Opportunity(機会)市場や環境の追い風ナチュラル・オーガニック志向が拡大中/SNSでバズりやすい市場性Threat(脅威)外部からの脅威・競合の強み大手ブランドが高機能&多レビューで市場を囲い込んでいる SWOT分析テンプレートはこちら【無料ダウンロード】 SWOT分析テンプレートをページ改善の根拠としても活用することで、「なぜこの構成なのか?」をロジカルに説明できるようになります。 📎SWOT分析テンプレートをダウンロード(.xlsx) 【Before/After】強みを“伝わる構成”に落とし込むAmazon商品ページ作成&改善プロセス SWOT分析で自社商品の強み・弱み・市場が整理できたら、次に取り組むべきは、それをユーザーに“伝わる構成”としてページに反映させることです。 どれだけ優れた特長やコンセプトがあっても、商品ページの中で適切に表現されていなければ、それがユーザーに伝わらなず、購入候補に選ばれないまま終わってしまいます。 この章では、SWOT→構成設計→実装のステップで、Amazonページを改善する方法を解説します。 ステップ1:分析結果をもとに「ページ構成案」を設計しよう まずは、前章で整理したSWOT分析の内容をベースに、どの要素をどこに盛り込むかを決めていきます。 ページ要素役割SWOTの反映方法商品タイトル検索結果で目に留まる最重要要素Strength(強み)キーワードを優先配置メイン画像第一印象・視覚訴求Strengthをビジュアル化(例:敏感肌OKの表現)Bullet(箇条書き)商品の特長を簡潔に伝える強みを3〜5つに集約し、ユーザー視点で表現商品説明文検討中ユーザーへの補足情報ブランドのストーリーやWeakness補完を記載A+コンテンツ商品理解・ブランド価値の強化他社との違いを可視化(比較表、開発者の声など)Q&A・レビュー誘導弱点のカバー、安心感の補強想定される不安を先回りして解消する構成に ステップ2:Before/Afterで構成を検証する 改善点を可視化するには、Before/Afterの比較が有効です。 実際に、どのように構成を変えることで“伝わるページ”になったかを検証してみましょう。 Before(改善前)After(改善後)無香料・無着色・弱酸性肌がゆらぎやすい時期でも、赤ちゃんにも使えるやさしさ設計天然成分配合国産の天然由来成分を厳選し、敏感肌にも安心な処方内容量:200ml1本でたっぷり2ヶ月使える/朝晩の保湿ケアに◎ Beforeでは「事実の列挙」になっていたものを、Afterでは 強み+ベネフィット として表現。これにより、ユーザーが「自分に合いそう」と感じる確率が高くなります。 ステップ3:改善プロセスをテンプレートで管理する 商品ページ改善をチームで進める場合や、複数商品を同時に見直す場合は、 改善シートテンプレート を使って整理するのがおすすめです。 このテンプレートでは、下記のような情報を一元管理できます。 ・各ページ要素ごとの改善前・後の内容 ・その変更を行った理由 ・反映後の効果(レビュー反応・CVR変化など) 制作チーム・広告運用担当・EC責任者間の連携もスムーズに! 改善プロセステンプレートはこちら【無料ダウンロード】 📎ページ改善シートをダウンロード(.xlsx) 【まとめ】Amazon商品ページ作成は、分析からの”設計力”が要! Amazonの商品ページ作成というと、「デザインを整える」「SEOワードを入れる」「写真をきれいにする」といった“見た目の調整”に意識が向きがちです。 しかし実際に成果を出しているページは、 「設計」から逆算されて作られている ものがほとんどでしょう。 本記事で解説した“売れるページ作り”のステップをおさらい 1. 現状の課題を洗い出す  → 売れない理由は「伝わっていない」ことにある 2. 競合分析から立ち位置を明確にする  → どんな市場で、誰と競っているかを整理 3. SWOT分析で勝ちどころを言語化する  → 自社が“どこで戦えるか”を構造的に設計 4. 構成を改善し、ページに落とし込む  → タイトル・画像・Bullet・A+すべてに意図を持たせる 5. 提案・運用の武器としてテンプレートを活用する  → 制作だけでなく、戦略支援にも展開できる 自社の強みをユーザーに“伝わる構成”で届けたい方、他社と同じようなページでは埋もれてしまうと感じている方は、ぜひ本記事のテンプレートを使って、“設計からの見直し”に取り組んでみてください! Amazonの売れる商品ページ作成で困ったら、キノスラにお任せください! テンプレートを使えば、Amazonページの設計・改善は自社でも進められます。 でも、こんな風に感じた方もいるかもしれません。 「競合分析やSWOTはやってみたけど、答えに自信がない」 「自社の強みが曖昧で、どこを押し出せばいいかわからない」 「構成は作れたけど、レビューやCVにつながるか不安…」 もしそう感じたら、 “プロの視点”を活用するのもひとつの選択肢 です。 弊社では、Amazonページ制作や改善支援のご相談を無料で受け付けております。 ヒアリング・分析・構成提案まで、売れるための設計から一緒に考えるお手伝いをいたします! ぜひお気軽にご相談くださいませ。

【法人向け】ECサイト構築、何から始める?「最初に決めるべき…

法人向けECサイト構築、プロジェクトの進め方に不安はありませんか? 法人向けのECサイト立ち上げを検討する際、「何から始めるべきか」という問いは、多くの担当者が抱える共通の悩みです。 しかし、ご安心ください。 成功への道筋は、明確なステップに基づいた「事前の準備」にあります。 いきなりツールや制作会社を探し始めるのではなく、その前にビジネスの土台となる「3つのこと」を定義することが、成果の出るECサイトを実現する上で最も重要です。 この記事では、法人向けECサイト構築で失敗しないために「最初に決めるべき3つのこと」と、その後の具体的な全手順を徹底解説します。 貴社のプロジェクトを成功に導く、確かなロードマップとしてご活用ください。 【最重要】法人向けECサイト構築で「最初に決めるべき3つのこと」 法人向けECサイトの構築を成功させるためには、システム開発といった技術的な話の前に、ビジネスの根幹を定める「上流工程」が極めて重要になります。 ここでは、その最大の核となる3つの要素について解説します。 ① 目的 :なぜ、あなたの会社はECサイトを始めるのか? まず最初に、「なぜECサイトを構築するのか」 という目的を徹底的に深掘りしましょう。 「業務を効率化したい」「新しい販路を拡大したい」といった漠然とした目的で満足してはいけません。 「どの部署の、誰の、どんな業務負担を、どのように軽減するためか」 「これまでアプローチできなかった、どの地域の、どんな企業にアプローチするためか」 このように、具体的なレベルまで掘り下げることが重要です。 🚩例えば「電話やFAX受注を効率化したい」という曖昧な目的のままでは、現場の課題を本当に解決できるサイトにはなりません。 ECサイトの管理画面が複雑で、結局、FAXを見ながら手入力した方が早い、ということになれば本末転倒です。 機能は揃っていても受注担当者にとっては「かえって手間が増える」ものになり、社内では誰も使わない…という失敗に繋がるケースは少なくありません。 ② 提供価値 :誰に、何を提供して喜んでもらうのか? 次に、 「誰に、どのような価値を提供して喜んでもらうのか」 を明確にします。 ターゲットとなる顧客は、長年の取引がある既存顧客でしょうか。 それとも、まだあなたの会社を知らない新規の顧客でしょうか。 ターゲットが既存顧客であれば、過去の取引履歴に基づいた再発注のしやすさや、特別な価格設定といった利便性が価値になります。 一方、新規顧客がターゲットであれば、分かりやすい製品情報や導入事例、信頼できる実績を提示できること自体が重要な価値となるでしょう。 商品そのものだけでなく、どんな情報や体験があれば顧客が「このサイトは便利だ」「ここで買いたい」と感じるかを考える視点が、本当に使われるサイトを作る鍵となります。 ③ ゴール :どうなったら「成功」と言えるのか? 最後に、ECサイトがどうなったら「成功」と判断するのか、具体的なゴールを設定します。 単に「売上〇〇円アップ」というゴールだけでは不十分です。 例えば、「電話やFAXによる受注業務の工数を月間で〇〇時間削減する」「特定の新商品に関する問い合わせ件数を〇〇件増やす」など、測定可能で具体的な指標(KPI)を設定することが大切です。 🚩ゴールが曖昧だと、サイト公開後に投資対効果を正しく判断できず、次の一手となる改善活動を続けることが困難になってしまいます。 「3つのこと」が決まった後の法人向けECサイト構築 全6ステップ 「目的・提供価値・ゴール」というビジネスの根幹が決まったら、いよいよ具体的な構築ステップに進みます。 ここでは、ECサイトを立ち上げるまでの流れを6つのステップでご紹介します。 Step1:要件定義 最初に決めた「目的」と「ゴール」を達成するために、ECサイトにどのような機能が必要かを具体的に洗い出していく作業です。 例)「既存顧客の業務効率化」が目的なら、「過去の注文履歴からの再発注機能」や「顧客ごとの掛け率設定機能」などが必要になる。 Step2:構築方法の選定 ECサイトの構築方法には、主にSaaS型、パッケージ型、フルスクラッチ開発といった選択肢があります。 それぞれにメリット・デメリットがあるため、自社の目的や予算、将来の拡張性などを踏まえて、最適な方法を中立的な視点で選ぶことが重要です。 Step3:パートナー(業者)選定 共にプロジェクトを進める制作会社や開発会社を選定します。技術力の高さはもちろんですが、「最初に決めるべき3つのこと」で定めたビジネスの目的を深く理解し、同じ方向を向いて走ってくれるパートナーかどうかを見極めることが成功の鍵を握ります。 Step4:設計・デザイン 要件定義に基づき、サイトの具体的な画面構成やシステムの動きを設計します。 ユーザーが直感的に操作できる、分かりやすく使いやすいデザインを目指します。 Step5:開発・テスト 設計書に沿って、エンジニアがプログラムを組み、ECサイトを実際に構築していきます。 法人向けということもあり、大量注文に対する値引きや見積もり機能など、様々な機能が組み込まれているケースがあります。 完成後は、様々な状況を想定してテストを行い、不具合がないかを入念にチェックします。 Step6:公開・運用開始 テストをクリアしたら、いよいよECサイトをインターネット上に公開します。 しかし、公開はゴールではなくスタートであり、設定した目標(GOAL)を達成するために、分析と改善を繰り返していく運用フェーズが始まります。 プロが答える!法人向けECサイト構築のよくある疑問(Q&A) ここでは、法人向けECサイトの構築を検討されている担当者様からよくいただく質問にお答えします。 Q1. 費用はどのくらいかかる? 構築方法や搭載する機能の複雑さによって大きく変動します。 大まかな目安として、SaaS型であれば数十万円から、パッケージ型であれば数百万円から、完全オリジナルのフルスクラッチ開発であれば数千万円以上になる場合もあります。 自社の目的達成に、どの程度の投資が妥当かを検討することが大切です。 Q2. 期間はどのくらいかかる? こちらも規模によりますが、計画段階から要件定義、開発、公開まで、一般的には半年から1年以上かかるプロジェクトになることが多いです。 ただし、SaaS型のサービスを利用するなど、要件が明確になっていれば3ヶ月程度で公開できるケースもあります。 いずれにせよ、社内での目的整理や要件定義をしっかりと行うことが、結果的にプロジェクト全体をスムーズに進めることに繋がります。 Q3. 社内にIT担当がいなくても大丈夫? はい、大丈夫です。 その場合、プロジェクトをリードしてくれる信頼できるパートナーとの連携がより一層重要になります。 専門的な知見を持つパートナーに相談しながら、二人三脚でプロジェクトを進めていくことで、社内にIT担当者がいなくても成功させることは十分に可能です。 まとめ:法人向けECサイトの成功は、ビジネスを深く理解することから始まる 本記事では、法人向けECサイトの構築を成功させるために、まず 「目的・提供価値・ゴール」 という3つのことを決める重要性と、その後の 具体的なステップ について解説しました。 技術やデザインの前に、自社のビジネスを深く理解し、ECサイトを「何のために、誰に、何を提供するのか」を明確にすることが、プロジェクトの成否を分ける最も重要なポイントです。 もし、この「最初に決めるべき3つのこと」を自社だけで整理するのが難しい、あるいは客観的な意見が欲しいと感じた際には、私たちのような専門家が壁打ち相手になることもできます。 特定のツール販売を目的としない中立的な立場から、貴社のビジネスに最適なご支援をいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。 お問い合わせ ECサイト制作・コンサルティングに関するお見積り、サービスに関するご相談など、お気軽にお問い合わせください。 お問い合わせ

ECサイトコンサル選び、9割が知らない「契約前に聞くべき”悪…

ECサイトの売上を飛躍させるため、外部の専門家である「ECサイトコンサル」の導入を検討されている担当者様も多いのではないでしょうか。 しかし、いざ外部の力を借りようと思っても、 「そもそもECサイトコンサルって、一体どこからどこまでやってくれるの?」 「何でも解決してくれる魔法使いのような存在?」 といった漠然としたイメージしかなく、具体的な依頼内容を整理しきれない、というお声もよくお聞きします。 そこで本題に入る前に、まずは「ECサイトコンサルとは何か」を明確に定義しておきましょう。 まずはここから!「ECサイトのコンサル」って、一体何をしてくれるの? 一言でいうと、ECサイトコンサルタントとは、ECサイトの成長における「羅針盤」であり、目標達成まで一緒に走る「伴走者」です。 羅針盤として: データ分析や市場調査に基づき、あなたのECサイトが進むべき正しい方向(戦略)を示します。 伴走者として: 示された戦略を実行に移し、日々の細かな改善から大きな施策まで、目標達成まで二人三脚でサポートします。 その業務範囲は非常に多岐にわたりますが、主な仕事内容を分解すると以下のようになります。 ECサイトコンサルの主な仕事内容 コンサルティング会社によって得意領域は異なりますが、一般的には以下のような業務をカバーします。 戦略立案サイトの現状分析(アクセス解析、競合調査)から課題を洗い出し、目標(KGI/KPI)を設定。その目標を達成するための具体的な戦略と実行計画を策定します。 集客支援SEO対策による検索エンジンからの流入増や、リスティング広告・SNS広告の運用代行、インフルエンサーマーケティングなど、新規顧客を獲得するための施策を幅広く支援します。 サイト改善(UI/UX)お客様がサイト内で迷わず、快適に買い物できるような“お店作り”をお手伝いします。具体的には、商品の探しやすさ(導線改善)や、購入手続きの簡略化(カゴ落ち対策)などを行い、購入率(CVR)の向上を目指します。 リピート施策(CRM)一度購入してくださったお客様に、再度お店を訪れてもらうための仕組みを作ります。メールマガジンの配信設計やLINE公式アカウントの活用、顧客データの分析に基づいたアプローチなどを支援します。 運用効率化・業務改善日々の商品登録や在庫管理、受注処理といったバックエンド業務のフローを見直し、非効率な部分を特定。ツールの導入などを通じて、運営チームの負担を軽減し、より創造的な業務に集中できる環境を整えます。 どんな時にECサイトコンサルを頼るべき? もし、あなたの会社が以下のような状況に一つでも当てはまるなら、ECサイトコンサルの導入は非常に有効な選択肢となります。 【課題】売上の“天井”が見えてきたいろいろな施策を試したが、売上が頭打ちになっている。客観的な視点と、これまでとは違う新しい打ち手が必要。 【課題】やるべきことが多すぎて、手が回らないECサイト運営は、商品の企画からサイト更新、広告運用、顧客対応まで業務が多岐にわたる。日々の業務に追われ、本来やるべき戦略的な施策に時間を割けない。 【課題】社内に専門的なノウハウがない「広告運用を始めたが効果が出ない」「SEOって何から手をつければいいの?」といった、専門知識や最新の成功事例が社内に不足している。 さて、「ECサイトコンサル」の役割と必要性が見えてきたところで、いよいよ本題です! これだけ多岐にわたる業務だからこそ、「誰に頼むか」が成功の9割を決めると言っても過言ではありません。 しかし、なぜ優良なECサイトコンサルは「普通の質問」だけでは見抜けないのでしょうか? 「実績は豊富ですか?」 「料金体系を教えてください」 これらの“当たり障りのない質問”をしても、各社の担当者から返ってくるのは、事前に準備された完璧な回答ばかり・・・。 ウェブサイトに書かれている以上の情報を引き出し、その会社の本質を見抜くのは至難の業です。 その結果、契約後に「こんなはずではなかった…」というミスマッチが起こり、貴重な時間とコストを失ってしまうケースが後を絶ちません。 本記事では、そのような失敗を未然に防ぐため、コンサルタントが思わず“本音”で語りだす、少し意地悪で、しかし本質を突く「悪魔の質問」を具体的に伝授します。 この記事を読めば、数多あるコンサル会社の中から、本当に信頼できるパートナーを見極める「慧眼」が手に入るはずです。 そのコンサル契約、危険かも? 「悪魔の質問」をしないと陥る3つの罠 なぜ、踏み込んだ質問が必要なのでしょうか。 それは、凡庸な質問だけでは、実力のないコンサル会社と契約してしまうリスク、すなわち「罠」にはまってしまうからです。 罠①:戦略だけの「口だけコンサル」 立派な戦略資料や分厚い提案書は出てくるものの、実行フェーズになると「それは御社でお願いします」と綺麗にボールを返されるパターンです。 サイトの仕様や現場の運用体制を無視した理想論に振り回され、結局何も実現できずに、高額な月額費用だけが消えていきます。 罠②:レポート作成が仕事の「作業だけコンサル」 毎月、見た目は美しいグラフが並んだレポートは提出されるものの、「で、来月は何をすれば売上が上がるの?」という最も知りたい問いには明確な答えがないパターンです。 数値を報告するだけで、具体的な改善アクションに繋がらないため、事業は一向に前進しません。 罠③:自社の状況を無視した「コピペ提案コンサル」 どこかの成功事例をそのまま持ってきたような、自社のブランドや顧客層に合わない施策を提案されるパターンです。 業界や商材への理解が浅く、的外れな施策にコストと時間を割いた結果、成果が出ないばかりか、ブランドイメージを損なう危険性すらあります。 これで本性が見える!ECサイトコンサルの実力を測る”悪魔の質問”7選 ここからが本題です。 これから紹介する7つの質問を、ぜひ商談の場で投げかけてみてください。 相手の表情や回答の深さから、真のパートナーとなり得るかが見えてくるはずです。 質問①:「ご支援された中で、最も困難だった(失敗した)事例とその突破口を教えてください」 この質問の意図 華やかな成功事例は誰でも語れます。 しかし、予期せぬ困難や失敗にどう向き合い、どう乗り越えたかという生々しい話にこそ、その会社の誠実さや本当の問題解決能力が現れます。 他責にせず、自社の課題として向き合った経験があるかを探りましょう。 見るべきポイント 良い回答◎: 具体的な状況、課題、試行錯誤のプロセス、そして失敗から得た学びを、当事者として具体的に語れる。 悪い回答×: 「特にありません」「守秘義務で言えません」と回答をはぐらかす。あるいはクライアントや外部環境のせいにする。 質問②:「この施策、弊社のサイトで実装する場合、考えられる技術的なリスクや障壁は何ですか?」 この質問の意図 ECサイトコンサルは、マーケティング戦略だけでなく、それを実現するサイトの技術的な側面も理解している必要があります。 制作現場を知らないコンサルタントは、この質問に具体的に答えられません。 「絵に描いた餅」で終わらない、実行力のあるパートナーかを見極めます。 見るべきポイント 良い回答◎: 「お客様のサイトが使っているカートシステムですと、この施策は〇〇という懸念があるので、△△という代替案も考えられます」など、具体的な技術的知見を基に回答できる。 悪い回答×: 「問題なくできます」「やってみないとわかりません」など、根拠のない精神論や安請け合いで終わる。 質問③:「もし弊社を担当する場合、最初の3ヶ月でどのような成果を、どんな手順で目指しますか?」 この質問の意図 短期的な成果を約束させるのが目的ではありません。 自社のビジネスモデルや現状の課題を短時間でどれだけ理解し、現実的で具体的なアクションプランを描けるか、その思考プロセスを見ます。 見るべきポイント 良い回答◎: 現状分析から始め、課題の優先順位をつけ、具体的なKPIを設定した上で、現実的な目標とアクションプランを提示できる。 悪い回答×: 「売上を2倍にします!」といった非現実的な目標や、「広告を強化します」といった抽象的な施策しか語れない。 質問④:「成果が出なかった場合、どのような分析を行い、どういった代替案を考えますか?」 この質問の意図 どんなに優秀なコンサルでも、施策が100%成功する保証はありません。 重要なのは、うまくいかなかった時にどう動くかです。リスク管理能力と、失敗を次に活かすための誠実な姿勢があるかを確認します。 見るべきポイント 良い回答◎: 施策の結果を多角的に分析し、仮説を立て直す具体的なプロセスを語れる。また、予め複数の代替案を想定している。 悪い回答×: 「成果は必ず出します」と一点張り。「その時はその時考えます」と思考を放棄している。 質問⑤:「逆に、弊社側がこのプロジェクトを成功させるために、最大限協力すべきことは何ですか?」 この質問の意図 「全てお任せください」と言うコンサルタントは一見頼もしく見えますが、危険信号です。 EC事業の成功は、コンサル会社とクライアント企業の二人三脚でしか成し遂げられません。 「丸投げ」を許さず、対等なパートナーとして事業を成功させようという当事者意識があるかを見ます。 見るべきポイント 良い回答◎: 「商品への想いや顧客の生の声を共有してほしい」「週1回の定例会には必ずご出席いただきたい」など、クライアントに求める協力を具体的に提示できる。 悪い回答×: 「いえ、何もありません。全て弊社でやりますので」と答える。 質問⑥:「契約範囲外だとしても『本来やるべき』と考える施策がもしあれば、教えてください」 この質問の意図 目先の契約範囲に捉われず、クライアントの事業全体の成功を考えられるか。 その担当者の視野の広さや、ビジネス全体を俯瞰して提案できる視座の高さを確認します。 見るべきポイント 良い回答◎: ECサイトの改善だけでなく、SNS活用、CRM、ブランディング、場合によっては商品開発や物流など、事業全体に目を向けた提案ができる。 悪い回答×: 「契約範囲外のことはわかりません」と思考を停止してしまう。 質問⑦:「あなたのチームが、他のコンサル会社に絶対に負けないと自負している点は何ですか?」 この質問の意図 「実績が豊富」「サポートが手厚い」といった抽象的な強みではなく、その会社が持つ独自の「哲学」や「価値観」を引き出します。自社の差別化要因を自信をもって言語化できるチームは、提供するサービスの質も高い傾向にあります。 見るべきポイント 良い回答◎: 「私たちは制作も内製しているため、施策の実現スピードが違います」「データ分析だけでなく、顧客心理の理解を最も重視しています」など、独自の哲学や具体的な強みを熱量をもって語れる。 悪い回答×: どこでも言えるような、ありきたりな強みしか出てこない。 ちなみに…これらの「悪魔の質問」に私たちキノスラが答えるなら ここまで解説してきましたが、キノスラ自身がこれらの質問をされたらどう答えるのか。私たち株式会社キノスラは、Web制作とマーケティング運用の両方を手掛ける「伴走企業」です。その立場から、いくつかの質問に真摯にお答えします。 質問②:「この施策、弊社のサイトで実装する場合、考えられる技術的なリスクや障壁は何ですか?」への回答 まず、お客様のサイトが使用しているカートシステム(例: Shopify、EC-CUBE)の仕様と、現在導入されているアプリやプラグインを詳細に確認させていただきます。 その上で、ご提案した〇〇という施策は、△△という手法で実装可能ですが、現在お使いの□□と干渉し、表示崩れや動作不良を起こす可能性が考えられます。 そのため、必ず事前にステージング環境(テスト環境)を構築し、徹底的に検証してから本番環境に実装する、という手順を踏ませていただきます。 私たちはWeb制作会社でもあるため、机上の空論で終わらない、技術的な裏付けのある実現可能なご提案を信条としています。 質問⑤:「逆に、弊社側がこのプロジェクトを成功させるために、最大限協力すべきことは何ですか?」への回答 事業の成功に向けた”チーム”として、施策の実績データやお客様のお声などの共有をお願いさせていただくかと思います。 実際のデータとお客様の想いを掛け合わせることで、初めて血の通ったECサイトが実現できると考えています。 質問⑦:「あなたのチームが、他のコンサル会社に絶対に負けないと自負している点は何ですか?」 「私たちの最大の強みは、「EC事業の現場を知り尽くした、事業者目線の伴走力」です。 具体的には、私たちのチームには、次のような経歴を持つメンバーが複数名在籍しています。 ・幅広い商材を扱う総合通販会社(事業会社)の出身者 ・自社ECサイトの運営、Web広告、SNSマーケティング、DB運用、顧客リサーチまで、事業サイドで一気通貫の経験を持つ これにより、単なる制作会社やコンサルタントという立場だけでなく、 ・発注側である「事業者」の視点 ・受注側である「制作会社」の視点 この両者の視点を持ち合わせているのが、他社にはないと自負している点です。 事業者様のKPIや事業全体の状況を深く理解した上で、本当に必要な施策をご提案できます。 もし、このようなスタンスの会社に少しでも興味をお持ちいただけましたら、お気軽にご相談ください。 お問い合わせ まとめ:「良い質問」が、事業を成功に導くパートナーシップを築く 本記事でご紹介した「悪魔の質問」は、コンサル会社を一方的に試すためのものではありません。 これらの質問を投げかけるプロセスは、自社がEC事業に本気で取り組む覚悟を再確認し、その熱量をパートナー候補と共有する「対話」の機会でもあります。 良い質問は、良い関係を築く第一歩です。 この記事が、あなたが最高のパートナーと出会い、EC事業を成功に導く一助となれば、これほど嬉しいことはありません。 お問い合わせ ECサイト制作・コンサルティングに関するお見積り、サービスに関するご相談など、お気軽にお問い合わせください。 お問い合わせ

EBISUMART構築は難しい?単品通販・総合通販それぞれの…

ECサイトの新規構築やリプレイスを検討する中で、「EBISUMART(エビスマート)」に興味を持った方も多いのではないでしょうか。本記事では、実際に「EBISUMART」でのECサイト構築・運用した経験をもとに、構築の仕方や自由度、単品通販・総合通販それぞれへの適性やおすすめ機能を解説します。 「EBISUMART」とは?契約・構築前に押さえておきたい基本情報 「EBISUMART」は、株式会社インターファクトリーが提供しているSaaS型のECプラットフォームです。 SaaS型でありながら、カスタマイズ性にも優れているのが最大の強みで、日本ネット経済新聞(2025年6月12日号)「ECサイト構築サービス特集2025」によると、カスタマイズ対応可能なクラウド型ECサイト構築サービスにて、「EBISUMART」が8年連続シェアNo.1を獲得しています。 どんな企業に向いている?「EBISUMART」のおすすめプラン 「EBISUMART」には、「従量課金プラン」「固定料金プラン」「レベニューシェアプラン」と、3つのプランが用意されています。 また、まずは小規模から始めてみたい企業におすすめの「EBISUMART Lite」もあります。 ビジネスの成長段階に応じて、柔軟なプラン変更が可能です。 〈参考〉「EBISUMART」料金プランhttps://ebisumart.com/price.html 「EBISUMART Lite」料金プランhttps://ebisumart-lite.com/price.html 単品通販ならこの機能!「EBISUMART」で構築できる“売れる仕組み” 特定の商品を継続的に販売し、顧客と長期的な関係を築く単品通販モデルの場合、初回購入のCV率アップや、顧客一人ひとりと深く長いつながりを築くことでLTV(顧客生涯価値)を最大化することが大切です。 単品通販におすすめの機能 ●別精算ページ(フォーム一体型LP)フォーム入力から購入完了までのステップが短縮されることで、カゴ落ちなどを防ぎ、CV率の向上が期待できます。 ●定期購入機能単品通販のビジネスモデルの肝となる機能。LTV(顧客生涯価値)を飛躍的に向上させます。 ●会員ランク機能購入金額などに応じて会員ランクを定め、ランクに応じた特典(ポイント・クーポンなど)を付与します。それによって上位ランクを目指す動機付けとなり、継続的な購入へと繋がります。 ●ステップメール機能購入後のフォローアップから適切なタイミングでの関連商品の提案まで、自動化されたメール配信が顧客との関係を深め、リピート購入やアップセルを促進します。 〈キノスラ社員のレビュー〉「EBISUMART」を単品通販で使用するメリットは? 「フォーム一体型LP」は単品通販において常識的な機能ですが、実はその機能が付いていないECシステムもたくさんあります。 「EBISUMART」の場合、追加オプションにはなりますが「別精算ページ」を使用することで「フォーム一体型LP」を構築することができます。また、「EBISUMART」はカスタマイズ性の高さが魅力で、独自キャンペーンや会員特典を展開したい単品通販サイトにおすすめです。高度なCRMシナリオを運用したい場合、「カスタマーリングス」「KARTE」などの外部CRM・MAツールとの連携も可能です。導入時のサポートも親切に対応してくださる印象です。 「EBISUMART」なら総合通販・多商品展開にマッチしたECサイトも構築可能 総合通販におすすめの機能 ●豊富な商品数・カテゴリ数にも対応大量の商品や複雑なカテゴリー構成、セット商品などを効率的に管理する項目・機能が用意されています。 ●バリエーションカテゴリ絞り込み検索商品に紐づいているカテゴリやバリエーションを用いて、詳細な絞り込みができる機能がオプションで用意されています。商品数・バリエーション数が多い総合通販においておすすめの機能です。 ●レコメンド/ランキング表示閲覧・購買履歴にもとづく関連商品提案や、売れ筋・おすすめランキングを表示する機能もあります。カゴ単価の向上と、迷いの解消による離脱抑止が期待できます。レコメンド・ランキングともに自動化が可能なので、商品を手動更新する手間も掛かりません。 ●ギフト対応(のし・メッセージ・複数配送先)贈答ニーズに合わせて、のし種別や名入れ、メッセージカード、1回の注文での複数配送先指定に対応。季節催事や法人需要の取りこぼしを防ぎます。 〈キノスラ社員のレビュー〉「EBISUMART」を総合通販で使用するメリットは? 総合通販は、SKUが多いほど“在庫の正確さ”と“探しやすさ”が肝になるんですが、ここが思ったより弱いECシステムも多いんです。『EBISUMART』は倉庫/店舗横断の在庫引当まで現実的に組めて、売り越しや欠品まわりの運用が安定しやすいのがまず良いところです。カスタマイズの自由度が高いことから、商品数が多いショップでも“迷わせない導線”を作り込みやすい感触があります。 テンプレート構築は自由度高◎ 「EBISUMART」はテンプレート構築の自由度が高く、HTML/CSSを直接編集することができます。そのため、ブランドの世界観を細部まで表現した、”テンプレート感”がないオリジナルのECサイトを構築できます。 構築には「EBISUMART」独自タグ「m:id」を使用 「EBISUMART」では、商品名や価格など、変動する情報をウェブサイト上に表示させるために、「m:id」という独自のHTMLタグを使用しています。「m:id」タグは、以下の4つの主要なタイプに分類されます。 ①HERE: 特定の場所に直接情報を表示します。②TAG: 情報をタグとして埋め込みます。③IF: 条件に基づいて表示・非表示を切り替えます。④LOOP: 繰り返し同じ要素を表示します。「m:id」を上手く活用することで、カートやマイページなどの動的ページに掲載する情報を充実させたり、期間限定のキャンペーンバナーにタイマーを設定するなど、運用面にも役立てることができます。 本格的に「m:id」を活用するためには、HTML/CSS/jsなどコーディングの知識がマストです。また、ECサイトの構築経験があるとより機能性を理解しやすく安心です。 まとめ|売り方に合わせて自由度高く構築できるのがEBISUMARTの魅力です 単品通販でも総合通販でも、「どう売りたいか」から逆算して購入導線・機能・運用体制を設計できる柔軟さが「EBISUMART」の強みです。最短で成果に直結するミニマムな構成からスタートして、データを見ながら段階的に機能拡張していく。そんな“成長前提”の構築がしやすい点もポイントです。 「EBISUMART」の導入検討から「m:id」を用いた構築・運用サポートまで、ぜひキノスラにご相談ください! ・「EBISUMART」を導入しようか迷っている・「EBISUMART」で理想のサイトがつくれるかわからない・コストが見合うか不安・実装後、ちゃんと運用できるか心配そんな方はぜひ一度、キノスラにご相談ください! 「m:id」タグでの構築はプロに任せて安心!運用に必要な内製サポートも充実 「m:id」タグは、利用できる範囲はテンプレートファイルごとに厳密に定められており、間違えるとサイトの崩れや不具合に繋がることも。 そのため、HTMLの知識があったとしても『とっつきにくい』『出来れば触りたくない』と思われるECご担当者も多いです。 キノスラでは、例えば以下のような構築サポートが可能です。 ●サイト全体のテンプレート設計・構築- カート、マイページ等の動的ページ- 商品ページ・LP・キャンペーンページ等の販売ページ- 商品一覧ページ(ループ・条件分岐など)●CVRをアップするUI/UX改善(デザイン・テンプレート改修)●サイト更新担当者向けの編集マニュアル/運用レクチャー●HTML/CSSの知識が浅い方でも使える、管理画面ベースの更新手順構築 たとえば、毎月変わる定期キャンペーンバナーの入れ替えや、新商品リリースの表示切替なども、「m:id」タグを活用すれば自動化・半自動化が可能です。 構築前の相談から要件定義・公開後の運用まで、ワンストップで支援 キノスラなら、ECプラットフォーム選び・要件定義・構築・公開後のサポートまでワンストップでご依頼いただけることはもちろん、以下のような段階別のサポートも可能です。 ● 導入前の相談/コスト比較シミュレーション● 要件定義シート作成支援● m:idを活用したテンプレート設計● ローンチ後の改善提案/ABテスト設計/広告流入対策● 貴社体制に応じた運用サポート 「まずは最低限の要素を揃えて、後から拡張していきたい」「最初の構築だけ依頼して、商品ページは社内で作りたい」など、貴社ご要望をお聞きし、柔軟にサポートいたします! キノスラ社員からメッセージ 前職はメーカーのEC担当者だったのですが、実はそのときに「EBISUMART」を使っていたんです。その実務経験を活かしながら、「EBISUMART」の特長をリアルな視点でお伝えし、貴社の理想とするECサイトやご予算に合っているかどうか、一緒に検討していければと思っています。もちろん、キノスラは「EBISUMART」以外のECシステムでの構築実績も豊富です!なので、「他のシステムと比べてどうなのか?」という視点でも、中立的な立場でご提案が可能です。(スタッフA) ECのことが分かるパートナー=キノスラが、貴社の運用体制に合わせて、構築から改善運用までしっかりサポートいたします。 まずはお気軽にご相談ください!

【現役デザイナーが解説】初心者でもECサイトで売上アップ!魅…

ECサイトを運営されている皆さん、「わが社の商品ページで、商品の良さは伝わってる……?」「制作会社に依頼したいけど、何をどう伝えたらいいのかわからない……」「競合と比べて自社の商品ページは地味に見える……どうすれば差別化できる?」そんな悩みを抱えていませんか? この記事では現役デザイナーが、売上を最大化する「戦略的」商品ページ制作の重要ポイントや、ターゲットに「刺さる」訴求軸の作り方をわかりやすく説明します。 商品ページの制作では、・ECサイトデザイン・Webデザイン・UI/UXデザイン・コンテンツSEO など、幅広い視点を持つ必要がありますが、最初からすべてを考慮して取り組むのは難易度が高く、悩んでいる運用者の方が多くいらっしゃいます。商品ページの作り方がわからず悩んでいたり既存の商品ページの改善点を見つけたいと考えているEC運用担当者の方や、売上向上に直結するポイントを知りたい中小企業の経営者・EC事業責任者の方、そしてこれからECを始める個人や企業の方にまで今日から役立つ実践ノウハウをわかりやすくご紹介します。 魅力的な商品ページを制作するためには ECサイトの商品ページは、例えるなら 「実際に商品を手に取り、店員の説明を聞く場所」 です。お客様が購入を決断する場所であり、サイト全体の売上を左右する重要な役割を担っています。 魅力的な商品ページを制作するためには、ただ商品をきれいに見せるだけでは不十分。お客様が商品を購入するまでの心理的プロセスを理解し、各段階で最適な情報と体験を提供する必要があります。 なぜ商品ページの強化が重要なのか? どれだけ魅力的な商品を扱っていても、どれだけ集客に力を入れても、商品ページが魅力的でなければ購入には繋がりません。逆に、商品ページが購入者の心に響くものであれば、競合との差別化を図り、購入率を劇的に向上させることが可能です。多くのECサイトでは、集客に多大なコストをかけています。しかし、せっかく集客した見込み顧客が商品ページで離脱してしまっては意味がありません。 商品ページの改善は、 既存のアクセスを最大限に活かし、費用対効果の高い売上アップを実現するための最短ルート です。ここからは、商品ページを強化するための具体的なステップを、デザイナー視点からのノウハウを交えながらご紹介します。商品ページ改善、ECサイト売上アップといったテーマに関心のある方は、ぜひ参考にしてください。 【STEP1】何を達成したいのか?目的を明確にしよう 商品ページ制作を始める前に、最も重要なのは「目的を明確にすること」です。「売上を上げたい」という漠然とした目的では、具体的な施策に落とし込むことができません。例えば、以下のような具体的な目的を設定することで、デザインやコンテンツの方向性が明確になります。 ✅️新規顧客の獲得数を〇%増やす ✅️リピート購入率を〇%向上させる ✅️高単価商品の購入率を〇%上げる ✅️特定の商品ジャンルの売上を〇%伸ばす 上記のように目的を明確にすることで、商品ページの効果測定も容易になり、改善のサイクルを回しやすくなります。 また、商品ページだけでなく、サイト全体の役割を考慮することも重要です。例えば 「ブランドイメージを向上させるためのページ」 なのか、 「期間限定のプロモーションに特化したページ」 なのかによって、デザインのトーン&マナーやコンテンツの優先順位は大きく変わってきます。 KGI(重要目標達成指標) と KPI(重要業績評価指標) を設定し、それに基づいて商品ページのデザインやコンテンツを構築することで、より戦略的なアプローチが可能になります。 【STEP2】誰に届けたいのか?ターゲットを具体的に描こう 「誰に届けたいのか?」という問いは、商品ページのあらゆる要素に影響を与える根幹です。それが明確でなければ、誰にも響かない無難なページになってしまいます。ここでは、ペルソナ設定の重要性について深掘りします。 ペルソナ設定の重要性 ペルソナとは、ターゲット顧客を実在する一人の人間であるかのように具体的に描写した架空の顧客像です。年齢、性別、職業といったデモグラフィックな情報だけでなく、以下のような詳細な情報を設定することで、より具体的な顧客像を描き出すことができます。 ✅️ライフスタイル : どんな一日を送っているのか? ✅️価値観 : 何を重視し、何に喜びを感じるのか? ✅️悩み・課題 :どんな問題に直面していて、それをどう解決したいのか? ✅️購買行動 : どこで情報を収集し、何を決め手として購入するのか? ✅️情報源 : どんなメディアから情報を得ているのか?(SNS、雑誌、Webサイトなど) 例えば、単に「30代女性」ではなく、「都心在住、30代後半、共働きで子育て中。忙しい日々の中で、手軽に本格的な食事ができる時短レシピや体に優しい食材を求めている。SNSで情報収集することが多く、特にInstagramで同世代のインフルエンサーの投稿を参考にしている。」といったように、具体的に描くことで、 ペルソナが抱えるインサイト(潜在的な欲求や感情) が見えてきます。 ターゲット顧客に響くコンテンツの方向性 ペルソナが明確になると、彼らが求めている情報や、響く言葉、デザインのトーン&マナーが見えてきます。 例えば、忙しい子育て中のママがターゲット :時短や安全性、子供への影響を前面に出した情報や、レビューで他のママの声を紹介する。 健康志向のビジネスパーソンがターゲット :商品の成分や栄養価、科学的根拠に基づいた効果、手軽さをアピールする。 ファッション感度の高い若者がターゲット :着用イメージを多様なコーディネートで提案したり、SNSでのシェアを促す仕掛けを取り入れる。 このように、ターゲット顧客のニーズや悩みに寄り添い、彼らが「これだ!」と感じるようなコンテンツを提供することが、購入に繋がる第一歩となります。UCD(ユーザー中心設計) の考え方を取り入れ、ターゲット顧客の視点に立って商品ページを設計することで、コンバージョン率の高いページを制作することができます。 【STEP3】商品の魅力を最大限引き出す「訴求軸」を考えよう ターゲット顧客が明確になったら次に考えるべきは商品を 「どう伝えるか」 です。商品の持つ数多くの魅力の中から、ターゲットに最も響くポイントを絞り込み、効果的に伝えるための 訴求軸とストーリー を組み立てます。 独自の強みを見つける まず、自社商品の USP(独自の売り) を明確にします。競合商品にはない、お客様にとっての 「価値」 は何でしょうか? 品質 :独自の製法、厳選された素材、高い技術力など。 機能 :他にはない便利な機能、特定の課題を解決する機能など。 デザイン :美しさ、使いやすさ、独自性など。 ストーリー :商品が生まれた背景、作り手の想い、社会貢献性など。 コストパフォーマンス :価格以上の価値を提供できるか。 これらの強みを洗い出し、ターゲット顧客のニーズと合致する点を見つけることが重要です。 刺さる訴求軸の作り方 訴求軸は、単に商品の特徴を羅列するのではなく、 「その特徴が顧客にどのような利益をもたらすのか?」 という視点で考える必要があります。 例えば、〇〇成分配合 → 翌朝にはプルプル肌を実感!乾燥による小ジワも目立たなく 軽量設計 → 長時間持ち歩いても肩が疲れない!旅行や出張にも最適 手作業で一つ一つ丁寧に → 大量生産では味わえない、職人の温もりを感じる逸品 といったように、顧客のベネフィット(価値)を具体的に提示することが重要です。その際にキャッチコピーの考案も訴求軸を明確にする上で非常に重要です。短く、印象的で、商品の魅力を凝縮した言葉は、 お客様の興味を引きつけ、読み進めてもらうための強力なフック となります。 ストーリーで感情に訴えかける 現代の消費者は単にモノを購入するだけでなく、その背景にある 「ストーリー」 や 「体験」 に価値を見出す傾向があります。商品が生まれたきっかけ、開発者の情熱、使われている素材へのこだわり、生産者の想いなど、商品の背景にあるストーリーを伝えることで、 お客様は商品に対してより深い共感を抱き、感情的な繋がりを持つ ことができます。 例えば、〇〇地方で丹精込めて育てられた素材を使用 → 自然豊かな〇〇の恵みを凝縮。一口食べれば、まるで現地にいるような感動が広がる お客様の声を元に開発 → 長年のご要望に応え、ついに実現!あなたの日常をもっと快適に といったように、ストーリーを通じて商品の価値を伝えることで、単なる機能や性能では伝えきれない 「感情的な価値」 を付加することができます。コンテンツマーケティングの視点を取り入れ、商品ページ全体で一貫したストーリーを語ることで、お客様の心に響く強力なメッセージを作り上げることができます。 【STEP4】デザインで商品の価値を高め、購買意欲を高めよう ここまでで明確にした目的、ターゲット、訴求軸を形にするのが 「デザイン」 です。商品ページのデザインは、単に見た目の美しさだけでなく、お客様が安心して購入できるような信頼性と、購入への行動を促す 「ユーザビリティ:使いやすさ」 を兼ね備えている必要があります。 ここでは、ECサイトのデザインにおいて重要なポイントを具体的に解説します。Webデザイン、UI/UXデザイン、ECサイトデザインといった専門知識を深めたい方も、ぜひ参考にしてください。 1. ファーストビューで心を掴む お客様が商品ページに訪れて最初に目にする「ファーストビュー」は、その後、ページ閲覧に繋がるかどうかの生命線です。ここで商品の魅力が伝わらなければ、すぐに離脱されてしまいます。 高品質な商品画像・動画 :複数枚の画像で様々な角度から商品を見せる、細部まで確認できるようにする、使用シーンをイメージできる動画を埋め込むなど、視覚的に魅力を伝える工夫が不可欠です 印象的なキャッチコピー :STEP3で考案した、商品のUSPと顧客ベネフィットが凝縮されたキャッチコピーがお客様の興味を引きつけます。 わかりやすい商品名 :ひと目でどんな商品か理解できるよう、シンプルかつ具体的な商品名を付けます。 価格とカートボタン :価格は目立つ位置に表示し、カートボタンはすぐに目に入るよう、色や配置を工夫します。ボタンの色はサイト全体のカラースキームと調和しつつ、目立つ色を選ぶのが効果的です。 これらの要素が、お客様を惹きつけ、商品を 「買いたい」 と感じさせるファーストビューを構成します。お客様が商品ページに訪れた瞬間から購買意欲を刺激し、スムーズに購入へと導くためには、すべての要素を戦略的に配置し、連携させることが不可欠です。 2. 信頼性を高める情報設計 お客様は、商品ページから得られる情報に基づいて購入を判断します。そのため、必要な情報が網羅され、かつ信頼できる形で提示されていることが重要です。 商品の詳細情報 :素材、サイズ、重量、製造国、消費期限など、お客様が知りたい情報を網羅的に記載します。箇条書きや表を活用して、わかりやすく整理しましょう。 使用方法・利用シーンの提案 :具体的な使用例や、どんな時に役立つのかをイメージさせる情報を提供します。レシピ、コーディネート例、before/after写真なども効果的です。 お客様の声(レビュー)は、非常に強力な説得力があります。SNSでの投稿を引用するなど、リアルな声を掲載しましょう。UGC(ユーザー生成コンテンツ)の活用は、信頼性向上に大きく貢献します。 安心材料の提示 :返品・交換ポリシー、配送方法、支払い方法、保証期間、セキュリティ対策など、購入前の不安を解消する情報を明記します。FAQページへのリンクも効果的です。 企業情報・コンセプト :企業としての想いや、ブランドの哲学を伝えることで、お客様は商品だけでなく企業全体への信頼感を抱きます。 これらの要素を漏れなく、かつわかりやすく商品ページに盛り込むことで、お客様は商品に対する理解を深め、購入への不安を払拭できます。結果として、信頼性が高まり、スムーズな購買決定へと繋がります。 3. 購買意欲を刺激するUI/UXデザイン お客様がストレスなく商品ページを閲覧し、スムーズに購入まで進めるようなUI/UX(ユーザーインターフェース/ユーザー体験)デザインが求められます。 視覚的ヒエラルキー :最も伝えたい情報が目立つように、情報の優先順位をつけて配置します。各要素を適切に設定し、視認性を高めます。 余白の活用 :情報が詰め込まれすぎていると、お客様は読む気を失ってしまいます。情報を整理し適切な余白を設けることで、見やすくする効果があります。 CTA(行動喚起)ボタンの最適化 :カートに入れる、今すぐ購入、問い合わせる、などのCTAボタンは、目立つ色やサイズで配置し、クリックしやすいデザインにします。 モバイルファースト :多くのユーザーがスマートフォンから閲覧するため、スマートフォンでも見やすく、操作しやすいデザインを心がけます。 読み込み速度の最適化 :ページの読み込み速度を高速化することは、ユーザーの離脱を防ぐ上で不可欠で、 SEO(検索エンジン最適化) の観点からも重要です。 上記の要素はお客様のサイト体験を決定づけ、購買意欲に直結します。視覚的な誘導から操作の快適さ、そしてページの表示速度に至るまで、細部にわたる配慮が、お客様を迷わせることなくスムーズに購入へと導くための鍵となります。これらを最適化することで、お客様にとって使いやすく、ストレスフリーな購入体験を提供し、結果としてECサイトの売上向上に貢献できるでしょう。 4. 魅力的な写真・動画の活用 商品は、その見た目によってお客様に与える印象が大きく変わります。プロフェッショナルな写真や動画は、商品の魅力を最大限に引き出し、購買意欲を刺激します。 商品の特徴を捉えた写真 : 光の当たり方、背景、構図など、商品の質感や色、形が最も美しく見えるように工夫します。 使用イメージが湧く写真 : 商品を実際に使用しているシーンを写真や動画で見せることで、お客様は「自分が使ったらどうなるか」を具体的にイメージしやすくなります。 360度ビューやAR : 360度ビューやAR機能を取り入れることで、お客様は商品をより詳しく、リアルに体験することができます。特に家具やアパレルなど、サイズ感や素材感が重要な商品で有効です。 動画コンテンツの活用 : 商品紹介動画、使い方動画、開発ストーリー動画など、テキストや写真だけでは伝えきれない情報を動画で提供することで、お客様の理解度を深め、購買意欲を高めることができます。 これらの視覚的コンテンツは、単なる商品の説明を超え、お客様に「体験」を提供します。高品質な写真や動画を戦略的に配置することで、お客様は商品をより深く理解し、安心感を持って購入を決断できるようになります。視覚的な魅力を最大限に引き出すことが、ECサイトのコンバージョン率向上に直結する重要な要素と言えるでしょう。 5. クロスセル・アップセル提案 商品ページは、購入を促すだけでなく、お客様の単価向上にも繋がる重要なポイントです。 関連商品の表示 : その商品と一緒に購入されやすい商品を提案することで、お客様の購買単価アップに繋がります。「この商品を買った人はこんな商品も買っています」といったレコメンド機能は非常に効果的です。 セット販売・割引の提案 : 複数購入による割引や、関連商品を組み合わせたセット販売を提案することで、お客様はよりお得に感じ、購入を検討しやすくなります。 これらのデザイン要素を総合的に考えることで、お客様にとって「買いたい」という気持ちを後押しする、強力な商品ページを制作することができます。 まとめ:商品ページはECサイトの顔!魅力的なページを制作して売上アップを目指そう ECサイトの売上を最大化するためには、単に商品を並べるだけでなく、戦略的な商品ページ制作が不可欠です。本記事でご紹介した各ステップは、お客様が商品を購入するまでの心理的なプロセスを理解し、その各段階で最適な情報と体験を提供するための重要な要素です。 ✅️目的の明確化 :商品ページで何を達成したいのか、具体的な目標を設定しましょう。 ✅️ターゲット顧客の深掘り :誰に商品を届けたいのか、ペルソナを具体的に描きましょう。 ✅️刺さる訴求軸の考案 :商品の魅力を最大限に引き出し、ターゲットに響くメッセージを伝えましょう。 ✅️デザインによる価値向上 :信頼性と使いやすさを追求し、購買意欲を刺激するデザインを実現しましょう。 商品ページは、ECサイトの「顔」であり、お客様との最初の接点でもあります。競合との差別化を図り、お客様に選ばれるECサイトになるためには、妥協のない商品ページ制作が求められます。 もし、自社のECサイトの商品ページに課題を感じているのであれば、本記事の内容を参考に、一つでも多く改善に着手してみてください。私たちECサイトデザイナーは、お客様の「買いたい」を後押しするために、常に最適なデザインと情報設計を追求しています。 売上アップを目指すECサイト運営者の皆さん、ぜひ今回ご紹介した強化ポイントを実践し、お客様の心に響く魅力的な商品ページを制作してください。 もし「うちのECサイト、もっとこうなったら…」という具体的なイメージや、現状の課題をお持ちでしたら、ぜひ一度、キノスラがどのように貢献できるか、ぜひお気軽にご相談ください。 お問い合わせ ECサイト制作・コンサルティングに関するお見積り、サービスに関するご相談など、お気軽にお問い合わせください。 お問い合わせ

楽天運用代行、依頼する前に必ず知っておきたい6つの落とし穴と…

楽天運用代行、依頼する前に必ず知っておきたい6つの落とし穴と回避法 楽天運用代行は、依頼前に“落とし穴”に気づけるかで成果が変わる楽天運用代行は、業務過多になりがちなEC担当者の業務負担を減らし、成果を伸ばすために有効な選択肢のひとつ。しかし、業者選びや依頼方法を間違えると、思ったように成果が伸びないことも…。この記事では、はじめて楽天運用代行業者を選ぶ時に陥りやすい“6つの落とし穴”と、落とし穴に落ちないための“見極め方”を解説します! そもそも、楽天運用代行って何を頼めるの? 楽天運用代行業者は、単なる作業代行である場合と、作業代行+売上改善のパートナーである場合があります。依頼する運用代行業者に、どこまで任せられるか・何が得意かを確認し、見極めることが重要です。 📝商品登録・ページ制作商品情報の登録、説明文のライティング・構成案作成、商品画像作成、LPデザイン作成 🔍楽天SEO・キーワード設計楽天内検索で上位表示を狙うためのタイトル・キーワード選定、構成見直し 📈広告運用(RPP・クーポン等)楽天広告の設定・運用代行、入札戦略、成果測定 🎁キャンペーン・メルマガ運用スーパーセールや買いまわり企画への対応、メルマガ配信設計など 📦受注管理・レビュー対策注文後の顧客対応、レビュー収集やLTV(リピート率)向上施策 📊分析・改善提案アクセス解析や売上分析に基づいた定例レポート・改善施策の提案 楽天運用代行業者を決める前に知っておきたい“6つの落とし穴”と回避方法 では、 貴社にマッチした楽天運用代行業者はどのように見極めれば良い のでしょうか。具体的なポイントを解説いたします。 楽天運用代行の落とし穴①:成果が出る前提で「丸投げ」してしまう 【よくある失敗】業者に任せれば勝手に売上が上がると思っていた楽天を熟知したプロに任せるのだから、こっちから口出しせずとも勝手に売上が伸びていくはず!そう期待していたものの、数ヶ月経っても成果が出ず「あれ?思っていたのと違う…」という事態に。 【原因】戦略設計・目標設定なしにスタートしている「現状の課題は何か」「どこを改善していくのか」といった戦略設計や、アクセス数・CV率・リピート率などの具体的な目標設定の共有がないままだと、単なる作業代行になってしまいがちです。 【回避方法】事前にKPIのすり合わせ、成果条件の合意、運用範囲の確認を!両者の認識ズレを防ぐため、運用代行依頼前に、戦略設計・目標設定を明確にしておくことがとても大切です。貴社から伝えずとも、ヒアリングのうえ戦略設計・目標設定・代行範囲を提案してくれる運用代行業者だと安心です。〈チェックポイント〉✅️KPIや成果目標のすり合わせができているか✅️運用範囲(何を業者がやるのか/自社がやるのか)は明確か✅️提案型で、ヒアリングから戦略を組んでくれる業者か 楽天運用代行の落とし穴②:料金だけで判断してしまう 【よくある失敗】安い業者に依頼 → 結局成果が出ず無駄に初期費用・月額費用の安さだけで業者を選んだ結果、施策が不十分で売上に繋がらず、結局“安物買いの銭失い”に。追加費用がかさんだり、別業者に再依頼することになり、かえってコストが高くついてしまうことも…。 【原因】支援内容や人的リソースが不明確なまま契約低価格の代行業者の中には、実際には最低限の作業しか行わないケースや、担当者が掛け持ちで十分に時間を割けていない場合があります。契約時に「何を」「どのくらい」やってくれるのかが明確になっていないと、期待とのギャップが生じやすくなります。 【回避方法】金額だけでなく、実施範囲・担当者の質・運用体制を確認「この金額で、誰が、どこまで対応してくれるのか?」という点を事前に確認することが重要です。運用体制や担当者の経験、月次レポートの内容など、“サービスの中身”を可視化することで、本当に価値あるパートナーになってくれるかどうかを見極めましょう。〈チェックポイント〉✅️価格の内訳や作業範囲が明記されているか✅️担当者の経験・スキルや、対応体制は明らかになっているか✅️月次レポートや進捗共有の頻度・内容が明確か 楽天運用代行の落とし穴③:「広告運用」だけ依頼してしまう 【よくある失敗】広告だけ依頼 → 商品ページのCVRが低いまま「広告運用のプロだから」とRPP広告やクーポン施策の運用を任せたものの、商品ページが最適化されておらずCVRが低いまま。広告費をかけても費用対効果が悪く、思ったような成果が得られない状況に陥ります。 【原因】広告とページ最適化が連動していない広告はあくまで集客手段であり、購入に繋げるには商品ページの内容が非常に重要です。広告の訴求ポイントと商品ページに不整合があると、導線に一貫性が生まれず、機会損失が発生します。 【回避方法】商品ページ改善や楽天SEOもまとめて依頼できる業者を選ぶ広告運用だけでなく、商品ページの改善や楽天内SEOまでトータルで支援できる運用代行業者であれば、広告流入後のCVR改善も期待できます。「楽天ページ制作の実績があるか」「楽天内SEOまで対応しているか」を確認し、一貫した改善提案ができるパートナーを選びましょう。〈チェックポイント〉✅️広告運用だけでなく、ページ改善や楽天SEOまで対応してもらえるか✅️ページ制作・改善の実績があるか✅️広告と商品ページ改善を一貫して提案・改善できる体制か 楽天運用代行の落とし穴④:「楽天に強い」かどうかを確認せず依頼 【よくある失敗】楽天特有のルールや施策に未対応だったEC専用の運用代行業者に依頼したが、楽天市場の独自ルールや販促スケジュールには疎く、セール参加漏れや広告施策の見逃しが発生。結果として、楽天の利点を活かしきれないまま終わってしまうことに…。 【原因】モール別の知見の有無を見ていなかったECの中にも楽天、Amazon、Yahoo!、自社サイトなど様々なプラットフォームがあり、それぞれ運営ノウハウが異なります。楽天市場に対する実績や専門性を確認せずに契約すると、的外れな施策を提案されてしまう可能性も。 【回避方法】「楽天運営実績」「担当者のモール経験」などを必ず確認依頼前に、過去の楽天市場の運用代行実績を確認しましょう。楽天ならではのキャンペーン対策、ランキング戦略やポイント施策を熟知している運用代行業者であれば、より効果的な運用を目指せます。〈チェックポイント〉✅️楽天市場での運用実績や成功事例はあるか✅️楽天の仕様・イベント・キャンペーンに精通しているか✅️楽天SEOやポイント施策、RPP広告の知見を持っているか 楽天運用代行の落とし穴⑤:更新・改善提案が来ない業者に依頼してしまう 【よくある失敗】最初の構築で止まり、運用は報告だけショップの構築や商品ページの改善対応をしてもらったけど、その後はレポートを送ってくるだけで改善提案もなく、こちらからの指示待ち状態に。 【原因】契約内容に「PDCA」「改善提案」が含まれていない契約時に、どこまで運用支援・改善提案をしてくれるのかが曖昧なまま進んでいることが原因です。PDCAを回す体制がなければ、競合に埋もれてしまいます。 【回避方法】月次提案/A/Bテスト/レビュー分析など改善サイクルがあるか確認契約前に、「定期的な改善提案がもらえるか」「ページ改善のために必要な分析やテストを実施してくれるか」など、運用代行会社のPDCAを回す体制を確認しましょう。〈チェックポイント〉✅️定期的な提案や改善レポートがあるか✅️A/Bテストやレビュー分析など、改善サイクルをまわしてくれるか✅️自社から言わなくても、改善の提案を積極的にしてくれる業者か 楽天運用代行の落とし穴⑥:自社の規模にマッチしない業者に依頼 【よくある失敗】大手の事例に惹かれて契約したが、中小向けの対応が手薄だった有名ブランドや月商数千万円の事例に魅かれて契約したものの、自社の売上規模に合っておらず、サポートが限定的だったり、対応スピードが遅かったりと不満が募る結果に。 【原因】運用代行実績と自社状況のギャップを見ていなかった実績は魅力的でも、自社と同じくらいの規模感の事例有無確認していないと、運用体制や対応内容にミスマッチが生じやすくなります。 【回避方法】似た規模・フェーズ・商材での代行実績があるか確認業者選定時には、単なる“成果事例”ではなく、自社と同じ規模・商品ジャンル・運用体制で、どのような結果を出したかを具体的に確認しておきましょう。〈チェックポイント〉✅️自社と同じような規模・フェーズ・商材の代行実績があるか✅️自社と同じくらいの事業規模でも、柔軟に対応できる体制があるか 貴社に合った楽天運用代行の選び方診断 〈まとめ〉楽天運用代行は“任せ方”で成果が変わる 楽天運用代行業者をうまく活用すれば、売上アップや業務効率化を目指せます。運用代行業者を選ぶ際は“どう任せるか”という視点を持ち、長期的にお付き合いできる信頼できるパートナーを見つけましょう。 キノスラには、元メーカーの楽天担当者として現場で試行錯誤してきたメンバーも在籍しています。リアルな経験をもとに、外注のメリットや活用のコツをまとめた記事もあわせてご覧ください! → 楽天のページ作成、全部抱え込んでない?担当者がよく陥る5つの悩みと解決策 楽天運用代行なら、キノスラにご相談ください|貴社に合う運用代行スタイルを一緒に考えます!キノスラなら、貴社のご予算や運用体制、楽天市場店の現状に合わせて、楽天市場の広範囲にわたる業務を優先順位づけしながら、最適な運用サポートをご提案いたします。もちろん、楽天市場での運用実績も多数ございます!「どこから手をつければいいか分からない」という段階でも、まずはお気軽にご相談くださいませ。 お問い合わせ ECサイト制作・コンサルティングに関するお見積り、サービスに関するご相談など、お気軽にお問い合わせください。 お問い合わせ

ECサイト集客の全手法と優先順位|あなたの"今"やるべき事が…

ECサイトの売上を伸ばすため、Web広告、SEO、SNS運用…と、世の中には無数の集客手法が存在します。 しかし、その選択肢の多さゆえに、「結局、自社にとっての正解はどれなんだ?」と迷っていませんか? あるいは、流行の施策に次々と手を出し、一つひとつが中途半端になって成果が見えない…。 そんな「施策疲れ」に陥っているケースも少なくありません。 成果に繋がらない根本的な理由は、取り組むべき施策の「優先順位」を見誤っていることにあります。 必要なのは、あなたのECサイトの立ち位置を確認し、次に何をすべきか、その優先順位を考えることです。 この記事では、ECサイトの状況を客観的に把握できるWEB診断をご用意しました。 診断結果をもとに、数多くのECサイトを支援してきた私たち専門家が、あなたのサイトにとって「今」本当に必要な打ち手のヒントを分かりやすくナビゲートします。 まずは現在地を知ろう! ECサイトの3つの成長フェーズ診断 効果的な施策を打つための第一歩は、自社のECサイトが今どの段階にいるのかを客観的に把握することです。 以下の簡単なチェックリストで、あなたのサイトの"今"を診断してみましょう。 【WEB診断】あなたのECサイトはどのフェーズ? ◆ フェーズ1:認知・集客期(目安:月商0〜10万円) □ サイトを立ち上げたばかりだ □ Googleで自社名や商品名を検索しても上位に出てこない □ 1日のアクセス数が10未満の日が多い □ SNSアカウントはあるが、何を投稿すればいいか分からない ◆ フェーズ2:CVR改善・売上安定期(目安:月商10〜100万円) □ ある程度のアクセスはあるが、購入に繋がらない □ カゴ落ちは多いと思うが、対策できていない □ 新規顧客が中心で、リピート購入が少ない □ 広告を出しているが、費用対効果が合っているか不明 ◆ フェーズ3:LTV最大化・事業拡大期(目安:月商100万円~) □ 売上は安定してきたが、利益率が伸び悩んでいる □ もっと顧客単価を上げたいが、方法が分からない □ 新規顧客の獲得コストが高くなってきた □ ブランドのファンを増やし、他社との差別化を図りたい ご自身のサイトがどのフェーズにあるか、おおよそ掴めたでしょうか。 次の章からは、診断結果に基づいた具体的な打ち手を解説していきます。 【フェーズ別】EC集客ロードマップと具体的な施策 ここからは、診断結果で明らかになったフェーズごとに、取り組むべき施策のロードマップと具体的なアクションを解説します。 ご自身のフェーズに合わせて、お読みください。 EC集客フェーズ1のアクション:まずは「知ってもらう」ための最初の施策 この段階の目標は、ただ一つ。 「サイトの存在を知ってもらい、最初のアクセスを獲得すること」です。 まずはコストを抑えつつ、着実にできることから始めましょう。 ■1-1. 検索で見つけてもらうための最低限のSEO まずは、お客様が検索するであろうキーワードを想像し、サイトのタイトルや各ページの説明文(ディスクリプション)に設定しましょう。 これだけでも、検索エンジンに「何のサイトか」を正しく認識してもらえます。 ■1-2. ターゲットがいるSNSでの発信 アカウントを開設し、あなたの商品の魅力や世界観を発信しましょう。 重要なのは継続です。 例えば、見た目が重要なアパレルや雑貨ならInstagram、専門的な知識が求められるBtoB商材ならX(旧Twitter)での情報発信が有効です。 ■1-3. 目的に合わせて選ぶWeb広告 Web広告は、短期間で多くの人にサイトの存在を知ってもらうための有効な手段です。 広告には様々な種類があり、目的や商材に合わせて使い分けることが重要です。 ◆ 検索広告(リスティング広告) 検索キーワードに連動して表示される広告です。 「今すぐ客」にアプローチできる、Web広告の基本です。 ◆ ディスプレイ広告 Webサイトやアプリの広告枠に、画像や動画(バナー)で表示する広告です。 まだ商品を知らない潜在層に広くアプローチできます。 ◆ SNS広告 Instagram、X(旧Twitter)、Facebookなどで、ユーザーの興味関心や年齢・地域などに基づいて配信する広告です。 ◆ 動画広告 YouTubeなどの動画プラットフォームで、コンテンツの前後や途中に配信されます。 商品の魅力や世界観を伝えやすいのが特長です。 ◆ アフィリエイト広告 ブロガーやインフルエンサーに商品を紹介してもらい、その成果(購入や申込み)に応じて報酬を支払う「成果報酬型」の広告です。 これらの広告は、Google広告やYahoo!広告、各SNSのプラットフォームを通じて配信できます。 特に近年では、Google広告の「P-MAX」という配信手法が主流になっています。 これは、広告の見出しや画像などをいくつか用意するだけで、AIがGoogleのあらゆる広告枠(検索、ディスプレイ、YouTubeなど)へ自動で最適に配信してくれる仕組みです。 運用の手間が比較的少なく済むため、初心者の方でも始めやすいでしょう。 --------- 🔎【集客コラム】 初心者がやりがちなSNS運用の罠。フォロワー数より重視すべき指標とは? SNS運用を始めると、ついフォロワーの「数」を追いかけてしまいがちです。 しかし、本当に重要なのは、つまりあなたのビジネスに興味を持ってくれるエンゲージメント率(いいね!やコメントなどの反応率)です。 フォロワーが1万人いても、誰も反応してくれなければ意味がありません。 100人でも、投稿のたびに購入や問い合わせをしてくれる方が、ビジネスにとっては遥かに価値があるのです。 --------- EC集客フェーズ2のアクション:来た人を「逃さない」ための改善施策 アクセスが増えてきたこの段階では、「せっかく来てくれたお客様をいかに購入まで導き、逃さないか」が最重要課題です。 サイト内部の改善に注力しましょう。 ■2-1. 商品ページの魅力付け 比較検討期間が長い高単価な商材ほど、購入前の不安を解消する丁寧な情報提供がCVR(購入率)を大きく左右します。 ・写真は綺麗か? ・説明文は分かりやすいか? ・お客様の声(レビュー)はあるか? など、お客様の立場になって自分たちのECサイトを確認し、購入を決断するのに必要な情報が整っている環境を作りましょう。 ■2-2. カゴ落ち対策 サイトを離脱しようとした瞬間にクーポンを表示するポップアップや、カゴに商品を入れたまま忘れているお客様へのリマインドメールは、即効性の高い施策です。 簡単に導入できるツールも多数あります。 ■2-3. リピートを促す仕組み作り メルマガやLINE公式アカウントを開設し、お客様と繋がり続けましょう。 化粧品や食品などの消耗品であれば、セールの案内や新商品の情報だけでなく、「次回使えるクーポン」など、次の購入を後押しするきっかけ作りが効果的です。 --------- 🔎【コラム】 アクセス解析で見るのはPV数じゃない?コンサルタントがチェックする3つの指標 PV数(閲覧数)だけを見て一喜一憂していませんか? 私たちがクライアント様のサイトを分析する際に必ずチェックするのは、以下の3つの指標です。 ①直帰率 ②コンバージョン率(CVR) ③平均滞在時間 これらの指標を見ることで、  「ユーザーがサイトに満足しているか」  「目的(購入など)を果たせているか」 といった、売上に直結するサイトの健康状態が見えてくるのです。 --------- EC集客フェーズ3のアクション:「ファンを育て、売上を伸ばす」ための応用施策 売上が安定してきたら、次の目標は「LTV(顧客生涯価値)の最大化」と「事業のスケールアップ」です。 お客様との関係を深め、より盤石な収益基盤を築きましょう。 ■3-1. CRMを活用した顧客分析とセグメント配信 顧客管理ツール(CRM)を導入し、「購入頻度」「購入単価」などで顧客をグループ分け(セグメント化)しましょう。 そして、「優良顧客には限定セールの案内」「しばらく購入のないお客様には特別なクーポン」など、相手に合わせたアプローチを行うことで、顧客との絆を深めます。 ■3-2. 客単価を上げるアップセル・クロスセル 「この商品を買った人はこんな商品も見ています」といったレコメンド機能や、合わせ買いで割引になるセット商品を開発するなど、顧客一人当たりの購入金額を高める工夫を取り入れましょう。 ■3-3. コンテンツマーケティングによるブランド価値の向上 ブログ記事や動画などで、商品に関連する「お役立ち情報」を発信します。 例えば、健康食品なら専門家監修の健康コラム、高機能なガジェットなら詳しい使い方を紹介する動画などです。 有益な情報提供を通じて専門家としての信頼を勝ち取り、価格競争から脱却する。 これこそが、私たちが最も得意とする「育成型メディア」の考え方であり、持続的な成長の鍵となります。 --------- 🔎【コラム】 LTVが高い顧客の共通点とは?データ分析で見つける「勝ちパターン」 LTV(顧客生涯価値)が高い優良顧客の購入データを分析すると、しばしば意外な共通点が見つかります。 例えば、「初回購入時にお試しセットを買っている」「購入前に特定のブログ記事を読んでいる」「特定のインフルエンサーの紹介動画経由で購入している」など、サイトによって様々です。 こうした自社独自の「勝ちパターン」を発見し、その行動を他の顧客にも自然に促す仕組み(例:該当セット商品をトップページで訴求する、ブログ記事へ誘導するバナーを設置する)を作ることで、サイト全体のLTV向上に繋げることができます。 データは、私たちが思いもよらない「宝の地図」を示してくれるのです。 --------- ECサイトの集客施策を始める前に。成功確率を上げるコンサルタントの「考え方」 具体的な施策を知ることも大切ですが、それ以上に重要なのが、施策を実行する上での土台となる「考え方」です。 これを身につけることで、あらゆる施策の成功確率が格段に上がります。 KPIの設定:ゴールを明確にする 「なんとなく売上を上げたい」では、施策の評価ができません。 「3ヶ月でサイト経由の売上を1.5倍にする」 「半年でメルマガからのリピート率を5%改善する」 など、"何をもって成功とするか"という具体的な指標(KPI)を最初に決めましょう。 ゴールが明確になることで、やるべき事もクリアになります。 ペルソナの解像度:「誰の」「どんな悩み」を解決するのか? あなたのその商品は、一体「誰の」ためのものでしょうか? その人は、どんなことに「悩み」「喜び」を感じるのでしょうか? 年齢、性別、職業、ライフスタイル…。 顧客像(ペルソナ)を深く、具体的に描くことで、メッセージの刺さり方が全く変わってきます。 仮説検証のマインド:挑戦と改善を繰り返す Webマーケティングに「最初から100%の正解」は存在しません。 「このターゲットに、このメッセージを伝えたら、売れるのではないか?」という仮説を立て、実行し(Do)、結果を検証し(Check)、次の打ち手を改善する(Action)。 このPDCAサイクルを高速で回し続けることこそが、成功への唯一の近道です。 まとめ:ECサイトの集客成功の鍵は「現在地の理解」と「正しい優先順位」 ECサイトの集客を成功させるために最も重要なことは、自社の成長フェーズを正しく理解し、課題に合わせた適切な優先順位で施策を実行していくことです。 この記事をコンパス代わりに、まずはご自身のサイトがどのフェーズにいるのかを再確認し、ロードマップの第一歩を踏み出してみてください。 もし、ご自身のサイトの課題特定や、具体的な戦略作りで迷うことがあれば、私たち専門家がいつでも壁打ち相手になります。 遠回りせずに最短ルートで成果を出したい、そうお考えでしたら、ぜひ一度お声がけください。 まずはこの記事の診断結果について、私たちと一緒に答え合わせをしてみませんか? お問い合わせ ECサイト制作・コンサルティングに関するお見積り、サービスに関するご相談など、お気軽にお問い合わせください。 無料相談・お問い合わせはこちら

売れるECサイトの「売上アップ方程式」完全解説。データで導く…

☑ ECサイトでいろいろな施策を試しているが、売上が頭打ち。 ☑ これからECサイトを立ち上げる予定があり、失敗しないための『正解』が知りたい。 ECサイト運営において、このような悩みを抱えていませんか? 多くのサイトが伸び悩む原因は、個別の施策が場当たり的で、事業全体の「戦略」として機能していない点にあります。 しかし、ご安心ください。 一時的ではなく“継続的に”売れ続けるECサイトには、データに裏付けされた明確な「売上アップの方程式」が存在しています。 本記事では、数多くのEC事業をご支援してきた弊社の知見を基に、売れるECサイトに共通する「15の共通項」を徹底解剖します。 方程式の構造から今すぐ実践できる具体的な改善策まで、体系的に解説しますので、最後まで読めば、自社サイトが抱える課題を論理的に特定し、売上を伸ばすための最短ルートが明確になることをお約束します。 売れるECサイトの方程式を解く前に「変数」を把握する | 自社の課題を特定するEC事業分析フレームワーク ECサイトの改善は、闇雲に施策を打つのではなく、まず自社の現状を客観的に「知る」ことから始まります。 ここでは、売上アップ方程式を解くために不可欠な「変数」である、事業フェーズと重要指標(KPI)の分析方法を解説します。 ECサイトの売上を構成する3つの基本要素とは? ECサイトの売上は、「アクセス数 × 購入率(CVR)× 顧客単価(LTV)」というシンプルな掛け算で成り立っています。 自社の売上がどの要素によって伸び悩み、あるいは支えられているのかを大局的に捉えることが、全ての分析の第一歩です。 あなたのECサイトは今どこにいる?3つの事業フェーズ診断 事業の状況によって、打つべき施策の優先順位は全く異なります。 まずは自社が「立ち上げ期」「成長期」「成熟期」のどの段階かを診断しましょう。 ・ 立ち上げ期: サイト開設〜月商100万円。まずはサイトの「勝ちパターン」を見つけることが最優先。 ・ 成長期: 月商100万円〜1000万円。広告やSEOを本格化させ、事業をスケールさせるフェーズ。 ・ 成熟期: 月商1000万円〜。競合が増え、新規顧客獲得の効率が鈍化。利益の最大化がテーマ。 データで課題を発見する | 各フェーズで最優先すべきKPI 診断した事業フェーズに基づき、今もっとも注視すべきKPI(重要業績評価指標)を特定しましょう。 見るべき指標を絞ることで、課題が明確になります。 ・ 立ち上げ期のKPI: 購入率(CVR)、直帰率 ・ 成長期のKPI: 新規アクセス数、新規顧客獲得単価(CPA) ・ 成熟期のKPI: 顧客生涯価値(LTV)、リピート率、ROAS(広告費用対効果) ECサイトの「売上アップ方程式」の基本構造とは。 データで導く15の共通項【集客・接客・リピート別】 自社ECサイトの現在地が把握できたら、次はいよいよ「売上アップ方程式」の構造を理解するステップです。 ここでは、売れるECサイトに共通する15の要素を「集客」「接客」「リピート」の3つの変数に分けて、なぜそれが重要なのかをデータやロジックと共に解説します。 売れるECサイトの変数①【集客】: 投資対効果を最大化する5つの共通項 1. SEO: 広告費をかけずに優良顧客を呼び込む「コンテンツ資産」がある 2. Web広告: ROASを徹底管理し、費用対効果の高いチャネルに集中投資している 3. SNS活用: UGC(ユーザー生成コンテンツ)が自然に生まれる仕組みを設計している 4. 指名検索対策: ブランディングにより「〇〇で検索」される状況を作れている 5. チャネルミックス: 複数の集客経路を持ち、一つのプラットフォームに依存していない 売れるECサイトの変数②【接客】: 購入率(CVR)を高める5つの共通項 1. UI/UX設計: ユーザーが迷わない直感的な導線と、ストレスのない決済体験がある 2. 購入を後押しするコンテンツ: 豊富な商品写真、動画、詳細な説明、レビュー機能がある 3. LPO(ランディングページ最適化): 広告とLPのメッセージが一貫しており、離脱を防いでいる 4. CRO(コンバージョン率最適化): データに基づきA/Bテストを繰り返し、サイトを常に改善している 5. 信頼性の担保: 運営者情報、プライバシーポリシー、導入実績、第三者認証が明記されている 売れるECサイトの変数③【リピート】: 顧客生涯価値(LTV)を伸ばす5つの共通項 1. 顧客分析: RFM分析などで顧客をセグメント分けし、優良顧客を可視化している 2. CRM/MA活用: 適切なタイミングでステップメールやLINEを自動配信する仕組みがある 3. 同梱物/アフターフォロー: 次回購入を促すチラシや、手厚いフォローメールで満足度を高めている 4. ファンコミュニティ: SNSやイベントを通じて顧客との継続的な接点を持ち、ファン化を促進している 5. アップセル/クロスセル: 合わせ買いや上位モデルへの乗り換えを自然に提案する仕組みがある 【実践】売れるECサイトの方程式の応用問題 | 事業フェーズ別に解く、最速で成果を出すための具体策 売れるECサイトの方程式の構造を理解しただけでは、売上は上がりません。 最後に、自社の事業フェーズに合わせて、膨大な打ち手の中から「何から始めるべきか」という応用問題を解いていきましょう。 ここでは、ECサイトで売れること、つまり成果を出すための具体的なアクションプランを解説します。 【立ち上げ期の処方箋】最優先はCVR改善と高精度チャネルへの集中 このフェーズで重要なのは、少ないアクセスを確実に売上に繋げることです。 幅広い広告を打つ前に、まずはサイトの「型」を固めます。 ・ 具体策: 商品ページの徹底的な見直し、カゴ落ち対策の導入、リスティング広告(指名・商品名キーワード)への集中投資など。 【成長期の処方箋】事業をスケールさせる、流入チャネルの拡大とCRM基盤の構築 ECサイトでの売れるパターンが見えたら、アクセルを踏んで事業を拡大します。 未来への投資として、SEOやCRMにも着手する時期です。 ・ 具体策: SEOを意識したコラム記事の作成開始、SNS広告やアフィリエイトへの展開、基本的なMAシナリオ(カゴ落ち、初回購入サンクス)の実装など。 【成熟期の処方箋】利益を最大化する、CPAの最適化と顧客ロイヤルティの向上 新規顧客の獲得効率が鈍化してくるこのフェーズでは、いかに既存顧客にリピートしてもらうかが生命線となります。 ・ 具体策: 顧客分析に基づくパーソナライズされたメルマガ配信、ロイヤルティプログラム(会員ランク制度)の導入、LTVの高いチャネルへの広告費の再配分など。 弊社の支援事例でも、Web広告への挑戦でROAS300%、リピート購入率30%を獲得し、新規顧客獲得を実現しています。 フェーズにあった打ち手による戦略が貴社ビジネスの拡大に繋がり、さらなる可能性を引き出すでしょう。 まとめ:売れるECサイトとは「静的な完成品」ではなく、改善を続ける「動的な方程式」である 本記事では、「売れるECサイトの売上アップ方程式」を解説してきました。   現状分析: まずは自社の「事業フェーズ」と「主要KPI」を把握する 構造理解: 方程式は「集客・接客・リピート」の変数で成り立っており、成功サイトには15の共通項がある 実践: 事業フェーズによって、取り組むべき施策の優先順位は異なる   重要なのは、一度作って終わりにするのではなく、自社の方程式を常にデータに基づいて見直し、改善し続けることです。 この記事が、貴社のEC事業を次のステージへ進めるための一助となれば幸いです。 もし、「自社の課題は特定できたが、具体的な戦略に落とし込めない」「客観的な視点で、一度サイトを分析してほしい」といったお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。 貴社が解くべき「方程式」の最適な解を、共に導き出すお手伝いをいたします。 >>無料でECサイトの課題を相談してみる